構造と力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年4月23日 (火) 23:53時点における60.41.160.176 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

構造と力』(こうぞうとちから)は、批評家浅田彰が雑誌『中央公論』や『現代思想』等に連載した論考をまとめた本。1983年に勁草書房から刊行された。デリダフーコードゥルーズらのテクストを参照した、フランス現代思想(構造主義、ポスト構造主義)を解説した難解な内容にもかかわらず、ベストセラーとなる。

プレモダン、モダン、ポストモダンを、チャート式のように図解している。

ソシュール構造主義を踏まえ、王やゼロ記号、国家の分析も含んでおり、「二つの教室」という独自のメタファーを紹介。

本書をふまえて、東浩紀は1998年に「存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて」を執筆した。その際に浅田は自作は過去のものになったと(皮肉混じりながらも)書いた。

テンプレート:Book-stub