構造と力
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『構造と力』(こうぞうとちから)は、批評家浅田彰が雑誌『中央公論』や『現代思想』等に連載した論考をまとめた本。1983年に勁草書房から刊行された。デリダやフーコー、ドゥルーズらのテクストを参照した、フランス現代思想(構造主義、ポスト構造主義)を解説した難解な内容にもかかわらず、ベストセラーとなる。
プレモダン、モダン、ポストモダンを、チャート式のように図解している。
ソシュールの構造主義を踏まえ、王やゼロ記号、国家の分析も含んでおり、「二つの教室」という独自のメタファーを紹介。
本書をふまえて、東浩紀は1998年に「存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて」を執筆した。その際に浅田は自作は過去のものになったと(皮肉混じりながらも)書いた。