M28 (天体)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
M28 (NGC6626) | |
星座 | いて座 |
観測データ | |
種別 | 球状星団 |
赤経 (RA, α) | 18 h 24.5 m (J2000.0) |
赤緯 (Dec, δ) | -24° 52' (J2000.0) |
距離 | 18300 光年 |
視等級 | +6.9 |
視直径 | 11 |
物理的性質 | |
直径 | 約75 光年 |
絶対等級 | _ |
特性 | _ |
その他の名称 | |
280px |
M28 (NGC6626) はいて座にある球状星団。距離18300光年。1764年シャルル・メシエが発見した。メシエは「星のない星雲。3.5フィートの望遠鏡では難しい。直径2'」と記している。後にウィリアム・ハーシェルが初めて星に分解して、球状星団であることを明らかにした。
直径は約75光年。双眼鏡でぼんやりした形がわかり、恒星でないことがわかる。中心はよく輝くが、周囲は急に小さくなり口径10cmの望遠鏡でも周辺の星は見えない。口径20cmの望遠鏡で条件が良いときに周辺の星がかすかに見えてくる。口径30cmの望遠鏡では中心部分は全く分離しないが、周辺部分は淡い微星が分離して見える。
1987年にM4に続いて球状星団では2番目のミリ秒単位のパルサーが発見されている。1949年にはおとめ座W型変光星の長周期変光星が発見されている。