Red Hat Linux

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テンプレート:Infobox OS Red Hat Linux(レッドハット・リナックス)は、かつてレッドハットによって開発されていた、Linuxディストリビューションである。現行のRed Hat Enterprise Linuxのような企業向けの有料版の他に、この時代はサポートが極く限定された無償配布もあり、他にディストリビューションがそう多くなかったことからそちらの利用者も多かった。

1995年に最初のバージョンがリリースされ、当初は"Red Hat Commercial Linux"と名乗っていた[1]RPM Package Managerの「R」はRed Hatの「R」であり、このディストリビューションで生まれ育ったパッケージ管理システムである。

2003年11月にレッドハットは方針転換を表明し、Red Hat Linuxの開発終了と、企業向けに特化したRed Hat Enterprise Linux (RHEL) のリリースを表明した[2]。無料版にあたるものはFedoraの名称として、レッドハットから同社が支援するコミュニティ、Fedora Projectによる開発へ移行した。

サポート及び、更新パッケージの提供

Red Hat Linux は、Red Hat Linux 9 まで存在し、レッドハットによるサポートは2004年の4月まで行われた[3]。それ以降のサポートはFedoraプロジェクトの Fedora Legacyプロジェクトによってされていた。しかし、このFedora Legacyプロジェクトは2007年2月9日をもって解散、サポートも終了した。その他、過去のRed Hat Linuxを使っている業務用途向けに、サポートサービスを行なう会社も存在する。

バージョン履歴

  • 1.0 (Mother's Day), 1994年11月3日 (Linux 1.2.8)
  • 1.1 (Mother's Day+0.1), 1995年8月1日 (Linux 1.2.11)
  • 2.0, 1995年9月20日 (Linux 1.2.13-2)
  • 2.1, 1995年11月23日 (Linux 1.2.13)
  • 3.0.3 (Picasso), 1996年5月1日 - DEC Alphaを初めてサポート
  • 4.0 (Colgate), 1996年10月3日 (Linux 2.0.18) - SPARCを初めてサポート
  • 4.1 (Vanderbilt), 1997年2月3日 (Linux 2.0.27)
  • 4.2 (Biltmore), 1997年5月19日 (Linux 2.0.30-2)
  • 5.0 (Hurricane), 1997年12月1日 (Linux 2.0.32-2)
  • 5.1 (Manhattan), 1998年5月22日 (Linux 2.0.34-0.6)
  • 5.2 (Apollo), 1998年11月2日 (Linux 2.0.36-0.7)
  • 6.0 (Hedwig), 1999年4月26日 (Linux 2.2.5-15)
  • 6.1 (Cartman), 1999年10月4日 (Linux 2.2.12-20)
  • 6.2 (Zoot), 2000年4月3日 (Linux 2.2.14-5.0)
  • 7 (Guinness), 2000年9月25日 (バージョン番号は"7"でなく"7.0") (Linux 2.2.16-22)
  • 7.1 (Seawolf), 2001年4月16日 (Linux 2.4.2-2)
  • 7.2 (Enigma), 2001年10月22日 (Linux 2.4.7-10, Linux 2.4.9-21smp)
  • 7.3 (Valhalla), 2002年5月6日 (Linux 2.4.18-3)
  • 8.0 (Psyche), 2002年9月30日 (Linux 2.4.18-14)
  • 9 (Shrike), 2003年3月31日 (Linux 2.4.20-8) (バージョン番号は"9"でなく"9.0")

関連項目

出典

  1. テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite web
  3. テンプレート:Cite web

外部リンク

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