Webサービス
Webサービス(ウェブサービス)とは、HTTPなどのインターネット関連技術を応用して、SOAPと呼ばれるXML形式のプロトコルを用いメッセージの送受信を行う技術、またはそれを適用したサービス。W3Cにおいては、Webサービスとは、さまざまなプラットフォーム上で動作する異なるソフトウェア同士が相互運用するための標準的な手段を提供するものと説明されている。
類似の用語としてWeb API(ウェブエーピーアイ)があるが、ほぼ同義語である。[1]
概要
分散コンピューティングの一翼を担う新技術として登場し、2001年ごろには大きな期待感とともに業界メディアにも多数取り上げられその認知度は上がった。しかし市場ではその必要性が低かったためかいまひとつ大きな普及へとは至っていない。関連技術の標準化の難航も普及の妨げになっているといわれている。実際に実用しているシステムもあるが、一般の利用者が使える物としては地図情報や天気予報といった従来より無償で取得できる情報がWebサービスとして提供されているものしか存在せず、現状では実験的な使用に留まっているシステムが多い。 しかし最近、サービス指向アーキテクチャ (SOA) が脚光を浴びていることから、その基盤技術となるWebサービスへの注目も再び高まっている。
SOAPを用いずに、RESTと呼ばれるスタイルでインターネット越しのソフトウェアを利用する形態も、Webサービスと呼ばれることがある。
Webサービスを応用して、複数のWebサービス同士をつなぎ合わせてアプリケーションやサービスを構築する事をマッシュアップと呼ぶ。Webサービスを用いたマッシュアップの具体的な事例としては、ある検索結果に基づいてレストラン情報と地図情報を同時に表示したり、YouTubeなど動画コンテンツと同じキーワードの商品をamazon.comなどより取得して表示するなど使い方によってはユーザーに高いベネフィットを与えるものもある。これらの様なサービスは大手企業だけでは無く、個人の参加が多く日々様々なサービスが生まれている。しかし有用なWebサービス自体が少ないことから、マッシュアップはごく限られた分野の付加サービス的な位置づけに過ぎない状況である。テンプレート:要出典
その他の用法
近年では、上で述べたような技術的な定義から離れ、単にWeb上で提供されるサービスといった意味合いで用いられることが多い[2][3]。但し、こちらの意味ではウェブアプリケーションという言葉が別に存在する。
実装フレームワーク
コンシューマ向け実用例
- Google Web APIs
- Amazon Webサービス
- ビッダーズ Webサービス
- リクルートWEBサービス
- じゃらん Webサービス
- Yahoo!デベロッパーネットワーク
- 楽天ウェブサービスセンター