航空工場検査員
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航空工場検査員(こうくうこうじょうけんさいん)は、航空機及び航空機用機器の製造若しくは修理の方法の認可等の事務(以下「検査事務」という。) を行う。
日本では以下のようになっている。
区分 | 業務 |
---|---|
航空機 | 航空機の製造、修理などを行う |
航空機用原動機 | 航空機用原動機の製造、修理などを行う |
航空機用プロペラ | 航空機用プロペラの製造、修理などを行う |
回転翼 | 回転翼の製造、修理などを行う |
発電機 | 発電機の製造、修理などを行う |
降着装置 | 降着装置の製造、修理などを行う |
空気調和装置用機器 | 空気調和装置用機器の製造、修理などを行う |
飛行指示制御装置 | 飛行指示制御装置の製造、修理などを行う |
統合表示装置 | 統合表示装置の製造、修理などを行う |
航法用電子計算機 | 航法用電子計算機の製造、修理などを行う |
レーザージャイロ装置 | レーザージャイロ装置の製造、修理などを行う |
回転翼航空機用トランスミッション | 回転翼航空機用トランスミッションの製造、修理などを行う |
ガスタービン発動機制御装置 | ガスタービン発動機制御装置の製造、修理などを行う |
受験資格
- 制限なし。ただし、各試験区分には、4~7科目があるが、その後連続3回まで合格した科目は免除されるので、一度に全部合格する必要はない。また、大学、短期大学、高等専門学校等で、航空工学、機械・精密工学、電気・電子工学、計測・応用物理学の課程を修了した卒業者は、申請により科目の一部免除がある。
試験
東京で10月上旬頃の2日間のうち指定された日に行われる。
試験科目
- 法及びその附属法令
- 航空機の強度、構造及び性能に関する理論
- 航空機の材料に関する事項
- 航空機の製造及び修理の方法に関する事項
- 航空機用原動機の強度、構造及び性能に関する理論
- 航空機用原動機の材料に関する事項
- 航空機用原動機の製造及び修理の方法に関する事項
- 航空機用プロペラの強度、構造及び性能に関する理論
- 航空機用プロペラの材料に関する事項
- 航空機用プロペラの製造及び修理の方法に関する事項
- 回転翼の強度、構造及び性能に関する理論
- 回転翼の材料に関する事項
- 回転翼の製造及び修理の方法に関する事項
- 発電機の強度、構造及び性能に関する理論
- 発電機の材料に関する事項
- 発電機の製造及び修理の方法に関する事項
- 降着装置の強度、構造及び性能に関する理論
- 降着装置の材料に関する事項
- 降着装置の製造及び修理の方法に関する事項
- 空気調和装置用機器の強度、構造及び性能に関する理論
- 空気調和装置用機器の材料に関する事項
- 空気調和装置用機器の製造及び修理の方法に関する事項
- 飛行指示制御装置の強度、構造及び性能に関する理論
- 飛行指示制御装置の材料に関する事項
- 飛行指示制御装置の製造及び修理の方法に関する事項
- 統合表示装置の強度、構造及び性能に関する理論
- 統合表示装置の材料に関する事項
- 統合表示装置の製造及び修理の方法に関する事項
- 航法用電子計算機の強度、構造及び性能に関する理論
- 航法用電子計算機の材料に関する事項
- 航法用電子計算機の製造及び修理の方法に関する事項
- レーザージャイロ装置の強度、構造及び性能に関する理論
- レーザージャイロ装置の材料に関する事項
- レーザージャイロ装置の製造及び修理の方法に関する事項
- 回転翼航空機用トランスミッションの強度、構造及び性能に関する理論
- 回転翼航空機用トランスミッションの材料に関する事項
- 回転翼航空機用トランスミッションの製造及び修理の方法に関する事項
- ガスタービン発動機制御装置の強度、構造及び性能に関する理論
- ガスタービン発動機制御装置の材料に関する事項
- ガスタービン発動機制御装置の製造及び修理の方法に関する事項