西武狭山ステーションビル
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西武狭山ステーションビル(せいぶさやまステーションビル)は、かつて埼玉県狭山市狭山市駅東口にあり、西武プロパティーズが経営していた駅ビルである。
概要
1979年3月25日、入間川駅の駅舎改装及び狭山市駅への駅名改称に合わせ、同年4月27日にオープンした。29年間地元住民などに買物の足として親しまれてきたが、老朽化に伴う同駅の駅舎建て替え(橋上駅舎化)及び駅前再開発に伴い、2008年3月20日をもって閉店した。閉店後もビルの1F右側に西口への地下連絡通路の入口があったが、駅舎建て替え工事の駅施設部分が完了した2010年3月25日をもって閉鎖された。
かつて、「西武○○(○○には駅名が入る)ステーションビル」という名称のステーションビルは西武線沿線に3店舗あったが[1]、このビルの閉店により、武蔵関駅構内の西武武蔵関ステーションビル1店舗のみとなった[2]。
フロア案内
- B1F:「食鮮市」(生鮮食料品売場)
- 1F:専門店街(町田園 狭山ステーションビル店〈狭山茶〉・文明堂 西武狭山ステーションビル店・東京風月堂 狭山市駅ビル店・亀屋 ステーションビル狭山店・とんかつ和幸・ヴィ・ド・フランス 狭山店〈パンと喫茶〉・なか卯・ドラッグストア)・狭山市駅東口出入口・西武園芸・埼玉りそな銀行ATM・狭山市役所市民サービスコーナー
- 2F:婦人服・呉服・手芸・雑貨
- 3F:書原 狭山店(書籍)・バンダレコード(CD)・携帯電話・メガネ・美容室
- 4F:英会話 NOVA(2007年9月閉校)・キャンドゥ(100円ショップ)・西洋館 狭山店(マッサージ)
- 5F・屋上:事務所(5F)・スカイプラザ(屋上ビアガーデン、木製ジャングルジム他遊具など。1990年営業終了。以後閉店まで関係者以外立ち入り禁止となっていたが、毎年11月3日開催の入間航空祭の時には臨時開放された。)
バリアフリー施設
現在
2008年11月から旧建物の解体工事が開始された。閉店後も営業を続けていた西武園芸狭山ステーションビル店は同年末をもって営業終了し、狭山市役所市民サービスコーナーも2009年1月5日の業務を最後に狭山市立中央公民館内に一時移転した。狭山市駅東口出入口と埼玉りそな銀行ATMは解体完了まで引き続き営業していた。
建て替え工事中の2009年3月5日13時50分頃、5階建設現場にてガスバーナーの火花引火による火災が発生した。消防署が出動し消火活動を行った結果、15時25分頃鎮火した。この火災による死者・負傷者はなかった。
2010年3月26日に新駅舎の駅施設部分が供用開始し、コンビニエンスストアの「TOMONY」が、翌2011年6月8日にEmio狭山市がオープンした。