永遠の詩
テンプレート:Otheruseslist テンプレート:Infobox Song 「永遠の詩」(とわのうた・The Song Remains the Same) は、イギリスのロックグループ、レッド・ツェッペリンの楽曲。1973年、彼らの第5作アルバム『聖なる館』のA面1曲目に収められて発表された。作詞作曲は、ジミー・ペイジとロバート・プラント。レコードでの演奏時間は約5分30秒。
概要
最初は「The Overture」の仮題で、「レイン・ソング」への序曲(インスト曲)として作曲されていたが、プラントの提案によって歌がつけられ、現在の形が完成した。
曲はエレクトリック12弦ギター、エレクトリックギター、エレクトリックベース、ドラムスのアンサンブルによる速いテンポの序奏に始まり、一旦全休止した後、ゆったりとしたヴォーカルパートとなる。そこから再びテンポアップして、多様な素材の盛り込まれた、高揚感あるアンサンブルが繰り広げられる。
プラントの声が従来よりソフトでブライトな声質に聴こえるのは、編集段階でわずかにテープスピードが上げられているためである[1] 。
ステージ・パフォーマンス
『聖なる館』の発売に先立って、1972年の日本公演で初演。この時プラントは、曲名を「Zep」と紹介していた。これ以降、1975年まで「レイン・ソング」とのメドレーの形で演奏された。1977年から1979年までは、彼らのコンサートの幕開けの曲として「シック・アゲイン」とのメドレーで演奏されたが、1980年のヨーロッパ・ツアーではレパートリーから外された。 海賊盤等ではジョン・ポール・ジョーンズとジョン・ボーナムのリズム隊が作り出す奇跡的グルーヴ感と言えるようなオリジナルよりも早いテンポでの演奏を確認できる。
レッド・ツェッペリン解散後は、2007年、O2アリーナでの再結成ギグにおいてコンサート中盤に演奏された。
「天国への階段」と並んで、ペイジがダブルネック・ギター(ギブソン・EDS-1275)を駆使する曲として有名である。
脚注
参考文献
- 『レッド・ツェッペリン全曲解説』デイヴ・ルイス著 福田美環子訳 シンコー・ミュージック刊
- ↑ Dave Lewis (1994), The Complete Guide to the Music of Led Zeppelin, Omnibus Press, ISBN 0-7119-3528-9.