キガリ
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テンプレート:世界の市 キガリ(テンプレート:Lang-en)は、ルワンダ共和国の首都である。旧名ヴィルヘルムスターツ ルワンダのほぼ中央に所在し標高1433mから1645mと高地に位置し、人口は約330,000人(1997年)。
概要
ドイツ植民地時代の1907年に開かれ、以後ベルギー領時代を通してルワンダの中心都市であった。1962年にルワンダが独立した際に、首都に指定される。キガリ市は、ルワンダ全体がそうであるように、いくつかの丘から構成されていて、中心はキヨブ (Kiyovu) 地区、カキィル (Kacyiru) 地区の丘の上部地域となる。旧都心のキヨブ地区には大統領官邸や多くの商店が集まり、新都心であるカキィル地区には国会議事堂、いくつかの中央省庁や大使館が位置し、その他の地区や丘の下部は概ね住宅街となっている。
なお、映画、ホテル・ルワンダのモデルとなったオテル・デ・ミル・コリンは、キヨブ地区に所在する。また、近くでは錫が採掘されており、1980年代に精錬工場が作られた。
1994年のルワンダ虐殺が発生した際には、市内で銃撃戦が発生するなど治安が悪化した。2000年代に入ると、アメリカのコンサルタント会社が作成した構想に基づき、新たな国際空港のほか、ショピング街、オフィス街などの建設が予定され、一部は好調なルワンダ経済に支えられて建設が開始されている。このほか市内では、建物が無秩序に拡散するのを防ぐため10階建て以上のビル建設が奨励されており、市内の光景が変化しつつある[1] 。 テンプレート:Clearleft
交通
キガリ国際空港は、キガリ市中心から約10キロ離れた郊外のカノンベ (Kanombe) に位置する。
画像
- MilleCollines.jpg
オテル・デ・ミル・コリン
- KigaliAirport.jpg
キガリ国際空港