いつも2人で
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テンプレート:Infobox Film 『いつも2人で』(いつもふたりで、Two for the Road)は、1967年に製作されたイギリス映画。 1957年公開の『パリの恋人』 でオードリー・ヘプバーンを演出したスタンリー・ドーネン監督の作品である。
解説
12年間にわたる一組の夫婦の絆を、時間を交差させながら描かれたもので、時間軸によって違う夫婦の愛車を手がかりに物語を追う。学生時代のヒッチハイク、新婚当初の中古車、子供を産む前の友人とのチープなアメ車の旅行、子供が出来た時代の軽自動車、壮年期の高級車とロンドンから地中海へ抜ける同じ街道を舞台に、それぞれの時代の夫婦関係を描いている。出演のオードリー・ヘプバーンはこの作品が撮影された時、メル・ファーラーとの離婚疑惑が囁かれたため、そのリアルな演技が話題を呼び、当時のオードリーの主演作品の中で“最高”と評価する批評家もいる。
原作
- 「愛情の限界」作者:フレドリック・ラファエル(Frederic Raphael)
スタッフ
- 監督 : スタンリー・ドーネン
- 脚色 : フレドリック・ラファエル
- 製作 : スタンリー・ドーネン
- 音楽 : ヘンリー・マンシーニ
- 撮影 : クリストファー・チャリス
- 編集 : マドレーヌ・ギュ / リチャード・マーデン
- タイトル・デザイン : モーリス・ビンダー
- オードリー・ヘプバーンの衣裳担当:パコ・ラバンヌ、マリー・クワント他
キャスト
- ジョアンナ・ウォレス: オードリー・ヘプバーン
- マーク・ウォレス: アルバート・フィニー
- ジャッキー : ジャクリーン・ビセット
- ハワード・マンチェスター:ウィリアム・ダニエルズ
- キャシー・マンチェスター:エレノア・ブロン
- パット:ジュディ・コーンウェル