駒台
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概要
テンプレート:出典の明記 テンプレート:Main 将棋の取った駒を使えるルールから持ち駒も立派な「情報」であり、持ち駒を駒台に置き、公開するのが普通である(よく、手に握るなど隠し駒をして対局者に見せない人がいるがそれは反則である)。
駒台は二つで一組とし、将棋盤の右側に置くのが普通である(右利きの人間が多いため、右手で取りやすい右側に置かれやすい)。駒台の材質は、将棋盤と同じものは好ましくなく、盤よりすこし暗い色のものがよい。
厚い盤には足が付く物がほとんどで、一本または四本足がある。また、卓上で使う足のない盤にはそれに見合ったものを使う。
「〜が駒台に乗っている」で〜を持ち駒として持っているという意味になる。
駒台の発明者
駒台の使用は割と新しく、江戸時代には存在しなかった。対局の際には駒箱や懐紙を盤側に置き、それを駒置きにしていたという。
十三世名人関根金次郎は駒台の発明者に関する随筆を著している。駒台の発案者の飯塚力造は品川の料亭経営で財をなした愛棋家で、関根とともに京橋に帝国将棋所を作り、そのスポンサーとなったという。