ローグ中隊
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ローグ中隊(ローグちゅうたい)は、『スター・ウォーズ・シリーズ』の主に小説に登場する反乱同盟軍のエリート戦闘機部隊。12名のXウイングパイロットと彼らのアストロメク・ドロイドから構成される。
ローグ中隊の歴史
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のクライマックス「ヤヴィンの戦い」に登場するレッド中隊がその前身。その後『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の冒頭「ホスの戦い」に登場している。この時点ではルーク・スカイウォーカーが隊長であるローグリーダーを担当している。主な使用戦闘機はXウイングやスノースピーダー。
この後にルークがジェダイの騎士として活動を始めると、ウェッジ・アンティリーズがローグリーダーを担当(小説シリーズは主にこのあたりの時代である)。彼が将軍職に就いたのち、オルデラン出身の帝国軍からの脱走兵タイコ・ソークーが1年ほどリーダーを務め、ユージャン・ヴォングによる侵略戦争の時点では、タイコ・ソークーに代わりヤヴィンの戦いで戦死したビッグス・ダークライターのいとこに当たるギャヴィン・ダークライターがローグリーダーを担当している。また、ルークの姪ジェイナ・ソロもローグの一員となる。
なお「ローグ中隊」とは同盟軍内の一組織の名前であり、同盟軍のパイロット全員がローグ中隊のメンバーというわけではない。
主な戦績
- ヤヴィンの戦い
- この時のローグ中隊はレッド中隊と呼称され、隊長もルークではなくガーヴェン・ドレイスが務めていた。
- この戦いではデススターの破壊に成功するも、出撃したスターファイターの大半を失い、ガーヴェン・ドレイスは戦死した。その後ホスの戦いの間にローグ中隊と改められ、ルークが隊長に就任することとなる。
- ホスの戦い
- 帝国軍にホスのエコー基地を発見され、脱出の時間を稼ぐためにスノースピーダーで出撃。地上部隊に攻撃を仕掛け時間を稼ぐことに成功するが、ダク・ラルター、ゼヴ・セネスカら歴戦のパイロットが戦死する。
- エンドアの戦い
- ルークがデススターでダース・ベイダーらと対面しているため、この時はウェッジが隊長を務めている。ウェッジ直属のレッド中隊が元のローグ中隊で、ランドが指揮するゴールド中隊、アーヴェル・クライニッド率いるグリーン中隊、ホートン・ソーム率いるグレイ中隊は別の飛行部隊である。劇中で細かい描写はないが、デススター内部に突入したのは(ランドの台詞から)レッド中隊、ゴールド中隊と思われるが、グリーン中隊のジェイク・ファーレルも内部に突入する。なお、エグゼキューターのブリッジに突っ込んだのはグリーン中隊長アーヴェルである。
- レッド中隊長のウェッジとゴールド中隊長ランドが第2デススターを破壊し、多くの戦死者を出しながらも任務成功となる。
メンバー
ここでは、本編や下記のゲーム作品に登場するメンバーを紹介する。
- ルーク・スカイウォーカー
- ウェッジ・アンティリーズ
- ダク・ラルター
- デレク"ホビー"クリヴィアン
- ウェス・ジャンソン
- ゼヴ・セネスカ
- ケイサン・モア
この他にも劇中に名前が登場しない隊員が多数登場する。
ローグ中隊の登場するテレビゲーム
次の3つのテレビゲームでは、ローグ中隊は主役として登場する。プレイヤーはヤヴィンの戦いやホスの戦いを疑似体験することが出来る。