日本再建連盟
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日本再建連盟(にほんさいけんれんめい)は、戦後の一時期に存在していた保守政党。
旧立憲民政党系の戦前派政治家で結成された民政旧友会の中で、三好英之・武知勇記らは岸信介を担いで保守新党を結成しようと画策。大麻唯男・松村謙三らが新政クラブを経て改進党に向かう一方で、三好・武知らは新日本政治経済調査会を結成。更に岸に近い政治家や旧官僚を糾合して日本再建連盟を結成した。
日本再建連盟は三好を理事長に戴いていたが、実質的な指導者は岸であり、「岸新党」と呼ぶべきものだった。日本再建連盟は1952年の総選挙に十数名の候補者を擁立したものの、当選したのは武知1人だけで三好を含めた他の候補は全て落選した。翌年、連盟は解散。多くは自由党に合流し、後の岸派の源流となった。