国民楽派

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テンプレート:Portal クラシック音楽 国民楽派(こくみんがくは)とは、19世紀中頃から20世紀にかけて、民族主義的な音楽を作った作曲家を総称していう。主にロマン派時代の作曲家を指して用いられ、近代音楽以降における民族主義音楽はそのまま『民族主義』と呼ぶ場合が多い。

ロシアを含むスラブ諸国・北欧スペインにおいて、自国の民謡や民族音楽の音楽語法、形式を重視した楽派であり、ロシアのミハイル・グリンカがその嚆矢とされる。ドイツオーストリア管弦楽イタリアフランスオペラを規範としつつも、そこに民族的独自性を盛り込むという点が共通点であるが、相互の地域の音楽で共通するものはほとんど見られない。

『国民楽派』という言葉は、当時音楽の先進地域であったドイツフランスイタリアなどを音楽の中心地域とし、その他の国々や地方をその周辺地域と見る視点から生まれたものであるため、当然のことながら、「ドイツ民族主義」や「フランス民族主義」・「イタリア民族主義」等は、この場合含まれない。

国民楽派とされる主な作曲家

以下の作曲家の多くは民族主義的な作品だけを創作していたわけではなく、一時的あるいは一部作品の傾向にとどまる作曲家も含まれる。

中欧・東欧

北欧

スペイン

中南米

参考:近代音楽における民族主義

関連項目

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