カルミア属

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カルミア属とはツツジ科に属する植物の属。約7種があり、常緑の低木で高さは0.2-5 m 。北アメリカおよびキューバ原産。酸性の土壌で生育する。北アメリカの植物を収集したスウェーデンの植物学者ペール・カルムPehr Kalm)にちなみ命名された。

特徴

は披針形で長さ2-12 cmであり、に螺旋状につく。つぼみは突起があり金平糖状。は白、ピンク、紫などで、10から50個の散房花序である。ツツジ属に似るがより平らで、星型の萼とつながった5枚の花弁がある。直径は1-3 cm 。果実は5つの丸い突出部のあるさく果で、開裂して多数の小さな種子を出す。

葉はグラヤノトキシンを含み有毒。特にが中毒しやすく、一部の種はLambkill(「羊殺し」)と呼ばれている。

観賞用に栽培される。

  • Kalmia angustifolia L. (ホソバアメリカシャクナゲ)
  • K. carolina Small
  • K. cuneata Michx.
  • K. ericoides Wright
  • K. hirsuta Walt.
  • K. latifolia L. (アメリカシャクナゲ)
  • K. polifolia Wangenh.
    • K. p. var. microphylla (Hook.) Rehder