ツルコケモモ

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ツルコケモモ(蔓苔桃、学名:Vaccinium oxycoccos)はツツジ科スノキ属ツルコケモモ亜属の常緑小低木

特徴

茎は細く、長さ20cmくらいになり、まばらに分枝する。は無柄で茎に互生し、形は卵状長楕円形または狭卵形で、葉身の長さ5-15mm、幅2-5mm。葉の先端は尖り、縁は全縁でやや裏面側にまくれ、裏面はやや粉白色になる。

花期は7月。前年の枝先にできた花芽から短毛が密にはえた1-4本の花柄をだして、その先端に下向の淡紅色のを1個ずつ咲かせる。花冠は4裂し、裂片は長さ7-9mmで、カタクリのように背面に反り返る。

果期は9-10月。果実漿果となり、径1cmほどの球形で赤色に熟し、クランベリーとして食用にされる。

分布と生育環境

日本では、北海道、本州の中部地方以北に分布し、寒地の高層湿原ミズゴケ類の中に自生する。世界では、北ヨーロッパ北アジア北アメリカ北部など、北半球の寒い地域に広く分布する。

ギャラリー

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関連項目

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参考文献