本橋哲也
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テンプレート:BLP unsourced 本橋 哲也(もとはし てつや、1955年 - )は、日本の文学研究者。専門はイギリス文学、カルチュラル・スタディーズ。
東京都生まれ。東京大学文学部卒業後、イギリス・ヨーク大学で博士号取得。東京都立大学人文学部助教授を経て、現在、東京経済大学コミュニケーション学部教授。
著書
単著
- 『カルチュラル・スタディーズへの招待』(大修館書店, 2002年)
- 『本当はこわいシェイクスピア――「性」と「植民地」の渦中へ』(講談社, 2004年)
- 『ポストコロニアリズム』(岩波新書 2005年)
- 『映画で入門カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店, 2006年)
- 『ほんとうの『ゲド戦記』 英文で読む『アースシー物語』』大修館書店 2007
- 『侵犯するシェイクスピア 境界の身体』青弓社 2009
- 『思想としてのシェイクスピア 近代世界を読み解くキーワード50』河出書房新社 2010 河出ブックス
- 『深読みミュージカル 歌う家族、愛する身体』青土社 2011
共編著
- 『21世紀を生き抜くためのブックガイド 新自由主義とナショナリズムに抗して』岩崎稔共編 河出書房新社 2009
- 『黒い大西洋(ブラック・アトランティック)と知識人の現在』市田良彦,ポール・ギルロイ共著 小笠原博毅編 松籟社 2009
- 『格闘する思想』編 平凡社新書 2010
訳書
- フランコ・モレッティ『ドラキュラ・ホームズ・ジョイス――文学と社会』(新評論, 1992年)
- J・M・クッツェー『敵あるいはフォー』(白水社, 1992年)
- キース・A・リーダー『フランス現代思想――1968年以降』(講談社, 1994年)
- ピーター・ヒューム『征服の修辞学――ヨーロッパとカリブ海先住民, 1492-1797年』(法政大学出版局, 1995年)
- ピーター・ストリブラス,アロン・ホワイト『境界侵犯――その詩学と政治学』(ありな書房, 1995年)
- サンダー・L・ギルマン『病気と表象――狂気からエイズにいたる病のイメージ』(ありな書房, 1996年)
- レイ・チョウ『ディアスポラの知識人』(青土社, 1998年)
- レイ・チョウ『プリミティヴへの情熱――中国・女性・映画』吉原ゆかり共訳(青土社, 1999年)
- アルデン・T.&ヴァージニア・メーソン・ヴォーン『キャリバンの文化史』青土社 1999
- ピーター・ブルッカー『文化理論用語集――カルチュラル・スタディーズ+』有元健共訳(新曜社, 2003年)
- G・C・スピヴァク『ポストコロニアル理性批判――消え去りゆく現在の歴史のために』上村忠男共訳(月曜社, 2003年)
- アルンダティ・ロイ『帝国を壊すために――戦争と正義をめぐるエッセイ』(岩波新書 2003年)
- ホミ・K・バーバ『文化の場所――ポストコロニアリズムの位相』正木恒夫,外岡尚美,阪元留美共訳(法政大学出版局, 2005年)
- ロバート・J・C・ヤング『ポストコロニアリズム』(岩波書店, 2005年)
- デヴィッド・ハーヴェイ『ニュー・インペリアリズム』(青木書店, 2005年)
- スティーヴン・モートン『ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク』(青土社, 2005年)
- デヴィッド・ハーヴェイ『ネオリベラリズムとは何か』(青土社, 2007年)
- ジュディス・バトラー『生のあやうさ――哀悼と暴力の政治学 』(以文社, 2007年)
- エメ・セゼール,シェイクスピア, ロブ・ニクソン, アーニャ・ルーンバ『テンペスト』編訳 砂野幸稔,小沢自然,高森暁子 訳 インスクリプト 2007
- デヴィッド・ハーヴェイ『ネオリベラリズムとは何か』青土社 2007
- 『スピヴァク、日本で語る』新田啓子,竹村和子,中井亜佐子共訳 鵜飼哲監修 みすず書房 2009
- アーロン・スキャブランド『犬の帝国 幕末ニッポンから現代まで』岩波書店 2009
- アルンダテイ・ロイ『民主主義のあとに生き残るものは』岩波書店、2012年