フローレス島 (インドネシア)
フローレス島は、小スンダ列島を構成する島の一つである。インドネシアの東ヌサ・トゥンガラ州に属する。
呼称
「フローレス」は、ポルトガル語で花の意。
地理
西にはコモド島、スンバワ島が、東にはアドナラ島、ロンブレン島などがある。南にはスンバ海峡を隔てスンバ島がある。北にフローレス海が広がる。
クリムトゥ山(ケリムトゥ山とも書かれる)、エゴン山、エブロボ山、レウォトビ山、レロボレン山、イリムダ山などの火山がある。
島の西部にはコモドオオトカゲが生息している。また、固有種として、フローレス大ネズミも生息している。
歴史
1992年12月12日に、マグニチュード7.8[1]を記録する地震が起こり、マウメレで2,000人が死亡している。
2003年、ヒト属の新種ではないかとされる身長1mほどのホモ・フローレシエンシスの骨が発見され、翌年の公表以降話題を呼んだ。
エゴン山は有史以来噴火のない火山であったが、2008年4月15日に噴火した。
2013年8月10日、テンプレート:仮リンクのロカテンダ火山(Rokatenda)が噴火。
行政区分
ソロール諸島(フローレス島、テンプレート:仮リンク、アドナラ島、ロンブレン島、パンタール島、アロール島)は、東西に細長く10県(kabupaten)に区分されている。
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- テンプレート:仮リンク(2007年マンガライ県より分離)
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- ナゲケオ県(2007年ンガタ県より分離)
- エンデ県
- テンプレート:仮リンク(テンプレート:仮リンクを含む)
- テンプレート:仮リンク(アドナラ島を含む)
- テンプレート:仮リンク(ロンブレン島)
- テンプレート:仮リンク(パンタール島、アロール島)
交通
住民
民族
ンガタ人、リオ人、シッカ人、ソア人、ナゲ人など8つの民族が住み、東部の住民はパプア系である。その他、近くの島から移住した人々がいる。
言語
島にはオーストロネシア語族に属する多くの言語が存在する。村々によっても少しずつの違いがあるが、6つの言語に分けることができる。ンガタ語、ナゲ語、ケオ語、エンデ語、リオ語、パルエ語(島の北にあるテンプレート:仮リンクで話されている)。地元の住民なら、ほかに2つの言語があるというが、学者の間ではンガタ語方言の一種との解釈である。16世紀にポルトガルの宣教師と商人が島のララントゥカ、シッカに来たので、シッカの言葉にその影響をみることができる。
宗教
宗教は人口の8割がカトリックであるが、アニミズムも色濃く残っている。
観光
- クリムトゥ山(1,639m)は、3つの大きな火山湖を持ち、湖はその色を変えることで有名な観光地である。
- ダイビング、シュノーケリングは、マウメレ、リウンの北の海岸に沿ったいくつかのポイントが有名だが、地元漁民(観光客に貝を売るものもいる)の爆弾をしかける破壊的な漁法や1992年の地震の津波により、破壊されてきている。
- 西部の町ラブハンバジョは、コモド島やリンチャ島に行く中継点となっている。付近の海にはジンベイザメが住み、ダイビングのポイントとなっている。
- 伝統的な家屋の観光-リュベ、ベナ村。
- 東部のララントゥカは、復活祭で知られている。