一粒の麦もし死なずば

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年8月31日 (土) 02:29時点における122.134.237.59 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Portal一粒の麦もし死なずば』(ひとつぶのむぎもししなずば、Si le grain ne meurt )は、フランス小説家アンドレ・ジッドの作品。表題は『ヨハネ伝』の第12章24節のキリストの言葉、「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」に由来する。4年間かけて書かれた自己暴露の書。ジッドはこの作品を云わば、贖罪のために書いたようなものだと語る。

1921年当時、作者の名を秘して、上巻12部、下巻13部のみ出版された。

日本における刊行

以前は新潮文庫から出版されていたが、現在は文庫版で絶版。