トニー・アルメイダ
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トニー・アルメイダ(Tony Almeida)は、テレビジョンシリーズドラマ『24 -TWENTY FOUR-』上でカルロス・バーナード(Carlos Bernard)によって演じられている架空の人物(Fictional character)である。
略歴
生年月日不明 年齢36歳(死亡、後に生存していることが判明。)
アメリカ合衆国政府テロ対策ユニットCTUロサンゼルス支部通信部門所属の捜査官。ジャック・バウアーとは、シーズン1におけるニーナとの三角関係や、ジャックの独断専行的な行動への反発で、たびたび衝突している。しかし、シーズン2になると個人的な事で諍いを起こす青臭さはなりを潜め、的確な指揮判断でスタッフを引っ張っていくようになる。
ジャックが捜査官として非常に優秀であることも認めており、心中にはわだかまりがあったにもかかわらず、ジャックを擁護・支持する発言をするなど、公明正大な人物である。シーズン4では、ジャックは彼のことを「唯一の友人」と言っている。シーズン5において死亡したと思われていたが、シーズン7で生きていることが判明した。
作中での活躍
- シーズン前
- イリノイ州シカゴ出身のアルメイダはサンディエゴ州立大学から情報工学及び工学の学士号並びにスタンフォード大学から情報工学の修士号を獲得した。彼は海兵隊中尉 (1st Lieutenant) の階級まで達する、アメリカ合衆国海兵隊員であり第1海兵師団の攻撃目標監視隊と同じ第3海兵師団(3rd Marine Division)の偵察狙撃兵課程に通った。彼はクラヴ・マガの指導者の資格を所有している。
- CTU に合流する前、彼はシステム妥当性検証分析者としてトランスメタ株式会社で働いていた。
- シーズン1
- シーズン1の劇中においてトニーは、ジャック・バウアー及びニーナ・マイヤーズに続くテロ対策ユニット(CTU)ロサンゼルス支局の第3番目の責任者であった。最初の1日の終わりに、ジャックは自分の妻が死んだ事が自身の責任であると感じてCTUを去り、ニーナは数々の罪状のため服役することとなった。
- シーズン2
- シーズン2のストーリー中、トニーは原爆症の症状進行により職務続行が困難となった支部長ジョージ・メイソンに代わりロス支部の責任者となる。シーズン2の中でメイソンは、致命的な量の放射能にさらされていた。住宅地域から核爆弾を移動させる困難な試みの中で、メイソンが自身の生命を犠牲にすることで、ネバダ州の砂漠へ爆弾を運ぶセスナを墜落させた。この結果CTUロサンゼルス支局支部長の席が空白となり、トニーはリーダーとなり支局の実質上のトップとなる。
- シーズン3
- シーズン3では首を撃たれ重傷を負うも復帰。終盤で囚われの身となった妻のミシェル・デスラーの生命を救うため、結果的にテロリストの活動を幇助したため、国家反逆罪に問われ刑務所へと送られた。本来彼の最適な判決は最低20年の監禁または死刑であったが、ジャック・バウアー及びデイビッド・パーマー大統領(当時)らの尽力により刑は軽減され、シーズン4においては刑期を終えて釈放されている。
- シーズン4
- だが、出所後は定職に就けず、アルコール中毒となったこともあり、ミシェルとは離婚。同棲するバー勤めの女性のヒモとなる暮らしをしていたが、シーズン4で、CTU内にテロ内通者の存在を察知したジャックを助け、CTUに一時的に復帰する。CTU・LA支部長だったエリン・ドリスコルが、娘の自殺で神経衰弱を起こすと、その経験を買われて暫定的にCTUを指揮する。その後、ドリスコルの正式な後任としてミシェルが派遣され、二人は再会。後に二人は復縁した。
- シーズン5
- シーズン4の後、ミシェルとCTUの職を離れてコンサルタント企業を経営。平穏な生活を送っていたが、シーズン5の冒頭、テロの犠牲となりミシェルは死亡。自身も重傷を負い、治療中に意識が戻るものの、首謀者がCTU設立当時の上司クリストファー・ヘンダーソンと知るやいなや、昏睡状態に陥ったヘンダーソンを尋問していた捜査官バークの首を絞め、彼から奪った自白剤入りの注射を投与して殺そうとした瞬間、逆に昏睡状態から目覚めたヘンダーソンに殺されてしまう。だがヘンダーソンは急所を外したため、10分間は仮死状態であったが、その後はエマーソンなる男に見いだされ、彼の元で様々な悪事に手を染めていた。シーズン7制作発表時には実は死んでいなかったことが明らかとなっている。
- シーズン7
- シーズン5で死亡したはずだったが、FBIの捜査で遺体は偽装された別人であることが判明。序盤では、CIPデバイスを悪用した航空機ニアミス事件を引き起こすなどテロ活動に加担していたが、実はビル・クロエと共に行っていた潜入捜査であった。その後、生物兵器によるテロを実行するためスタークウッドの社員と手を組み銃撃戦で負傷したラリーを殺害した。最終話で一連の行動はすべて当時ローガンの陰謀によって殺されたミシェルと彼女のお腹にいた息子の復讐でありその黒幕であったアラン・ウィルソンに近づいて殺す目的があったが、寸前の所でジャックとFBIに阻止され逮捕された。
- 短髪に髭面となり、容貌のイメージがそれまでと一変している。
余談だが、シカゴ出身のトニーはシカゴ・カブスのマグカップをいつも持っていて、シーズン4ではそれでビールを飲み、シーズン5では爆発寸前までキッチンに置いてあった。シーズン1~5まで全てで描写されている小物である。
CTUでのミッション
- プロテウス作戦(2000年)
職歴
- コンサルタント会社社長(シーズン5)
- CTUロス支局チーフ(シーズン3)
- CTUロス支局アシスタント・チーフ(シーズン2)
- CTUロス支局捜査官(シーズン1)
- トランスメタ システムバリデーション・アナリスト (CTU合流以前)