柳亭痴楽
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初代(5代目柳亭左楽)の師匠は講談師・初代伊藤痴遊であった。「痴」の字は伊藤の名にちなんで名づけられた。
- 最初は3代目古今亭今輔の門で今之助、一時初代桂小南、3代目三遊亭圓橘、月の家圓鏡(後の3代目三遊亭圓遊)らと三遊分派の設立に参加し1920年11月に3代目古今亭今松、5代目柳亭左楽市門に移り1928年4月に3代目痴楽襲名し真打昇進。元来裕福な家庭で出世意欲がなく結局売れず、没年も不詳、昭和10年代に没したという。俗に本名から「弁ちゃんの痴楽」と言う。
- 4代目柳亭 痴楽(「綴方狂室の痴楽」)
- 5代目柳亭 痴楽
出典
- 諸芸懇話会、大阪芸能懇話会共編『古今東西落語家事典』平凡社、ISBN 458212612X
- 古今東西噺家紳士録
- 柳亭痴楽「綴り方狂室」(日本音声保存)ANOC-7036/37