紀元前382年
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テンプレート:Yearbox 紀元前382年は、ローマ暦の年である。当時は、「クラッスス、ムギラヌス、コルネリウス、フィデナス、カメリヌス、マメルキヌスが護民官に就任した年」として知られていた(もしくは、それほど使われてはいないが、ローマ建国紀元372年)。紀年法として西暦(キリスト紀元)がヨーロッパで広く普及した中世時代初期以降、この年は紀元前382年と表記されるのが一般的となった。
できごと
ギリシア
- テーバイの将軍で政治家であったペロピダスは、アテナイに逃れ、スパルタの支配からテーバイを解放する活動を率いるようになった。
- 前年のテーバイの占拠の際に、承認なく独走したしたことを咎められ、ポイビダスは指揮官を解任されたが、スパルタは引き続き、テーバイを確保し続けた。スパルタ王アゲシラオス2世は、ポイビダスの行動はスパルタに利益をもたらしたのであり、行動は国に利益をもたらすか否かで判断すべきだとして、ポイビダスを罰することに反対した[1]。
誕生
- ピリッポス2世 - マケドニア王、 アレクサンドロス3世(大王)の父(紀元前336年没)
- アンティゴノス1世 - アレクサンドロス3世(大王)配下の将軍、アンティゴノス朝の開祖(紀元前301年没)
死亡
出典・脚注
テンプレート:Reflist- ↑ Fine, John V.A. The Ancient Greeks: A critical history (Harvard University Press, 1983) ISBN 0-674-03314-0