紀元前224年
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テンプレート:Yearbox 紀元前224年は、ローマ暦の年である。当時は、「ティトゥス・マンリウス・トルクァトゥスとクィントゥス・フルウィウス・フラックスが共和政ローマ執政官に就任した年」として知られていた(もしくは、それほど使われてはいないが、ローマ建国紀元530年)。紀年法として西暦(キリスト紀元)がヨーロッパで広く普及した中世時代初期以降、この年は紀元前224年と表記されるのが一般的となった。
できごと
ギリシア
- スパルタ王クレオメネス3世がペレネ、プリウス、アルゴスを手に入れると、アラトゥスはマケドニア王国のアンティゴノス3世に支援を求めた。アンティゴノス3世の軍はクレオメネス3世の軍を撃退することはできなかったが、アルゴスで反乱が起こってスパルタ軍を守勢に追い込んだ。
共和制ローマ
- 執政官Gaius Atilius RegulusとLucius Aemilius Papusに率いられたローマ軍はテラモンの戦いでガリア・キサルピナの連合軍を破り、その影響力を北イタリアにまで広げた。ローマ側では騎馬隊長Gaius Atilius Regulusが戦死した。ガリア側では指導者の1人コンコリタヌスが捕虜になり、ガエサタエのリーダーの1人Aneroestesが戦後に自殺した。