紀元前189年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Yearbox 紀元前189年は、ローマ暦の年である。
できごと
共和制ローマ
- マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウスは、壁を掘る等の日常的な業務をこなしただけの兵士を表彰した執政官マルクス・フルウィウス・ノビリオルを非難した。
ギリシア
- アンティオコス3世はマグネシアの戦いでローマ軍に破れ、アエトリア同盟はローマへの対抗力を失った。アエトリア同盟はローマと平和条約を結ばされた。アエトリア同盟の名前は残ったが、その勢力は条約によって失われ、政治的、軍事的影響力もなくなった。
小アジア
- 執政官グナエウス・マンリウス・ウルソに率いられた共和制ローマ軍はエウメネス2世に率いられたペルガモン王国軍とともに、アナトリアでガラティアを破り、属国とした。
- エウメネス2世によってアラシェヒルの街が築かれた。当時は弟のアッタロス2世の渾名「フィラデルホス(兄を愛する)」にちなんで「フィラデルフィア」と呼ばれた。