鉄製有蓋車

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鉄製有蓋車の一例。秩父鉄道テキ117

鉄製有蓋車(てつせいゆうがいしゃ)とは、有蓋貨車の一種である。日本国有鉄道における車両記号は「テ」。

鉄製有蓋車は有蓋車の一種で、普通の有蓋車のように内張りに木材を使用せず、車体全体が鉄でできているのが特徴である。

主に生石灰(酸化カルシウム)を運ぶのに用いられる。これは、生石灰が水分を含むと発火する危険性があるからで、雨に濡れないように有蓋構造とし、さらに車体全体を鉄製とすることで可燃物を排し、万一発火した際の被害を抑えることができる。

日本では、現在上信電鉄に1両(テム6)が車籍を有するのみだが、営業用としては使われておらず、イベント等で使用されている。そのほか上信線沿線には車籍を有しない車両が上信線高崎駅の車両基地に1両(テム1)、上州福島駅に2両(テム2、3)、下仁田駅に3両(テム8、9、10)が留置されている。なお、上州福島駅に留置されている二両に車番の表記はない。

主な形式

日本国有鉄道
上信電鉄
秩父鉄道
西武鉄道

テンプレート:国鉄の有蓋車