麻生俊平
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麻生 俊平(あそう しゅんぺい)は、日本の小説家。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。ライトノベル系のファンタジー・SF作品を主に執筆している。
ハードボイルド調の文体で、時代を敏感に感じ取り社会批判などを織り交ぜつつも、若年層を対象にしたライトノベルとして重くなりすぎないバランス感覚のある小説が特徴。
経歴
編集者として働く傍ら、第2回ファンタジア長編小説大賞に応募し、SF風の世界観を持った『ポートタウン・ブルース』で小林めぐみの『ねこたま』とともに準入選を果たし、同作品により富士見ファンタジア文庫より小説家としてデビューする。このコンテストでは第4回まで大賞受賞者はなく準入選が最高であり、第1回には『スレイヤーズ』シリーズの神坂一、第3回には『魔術士オーフェン』の秋田禎信などのメンバーが準入選を果たしている。
2作目となる『ザンヤルマの剣士』は、まず短編として『月刊ドラゴンマガジン』の1992年8月号で短編が発表され、後に長編が発売された。さらに富士見ファンタジア文庫で『ミュートスノート戦記』『VS-ヴァーサス-』などのシリーズ長編を発表する傍ら、角川スニーカー文庫でも作品を数冊発表している。
主な作品
そのほかの作品
富士見ファンタジア文庫
- ポートタウン・ブルース
- SF風の世界観で地球外の惑星を舞台に展開されるハードボイルド探偵小説。挿絵は中村亮。
- 日本全国美少女紀行 めもりあるロマンス
- 『ドラゴンマガジン』誌上で連載。単行本化はされていない。挿絵は若月神無。
- 薔薇の復讐
- 『ファンタジアバトルロイヤル』に掲載。単行本化はされていない。挿絵はうめつゆきのり。
角川スニーカー文庫
MF文庫J
- つばさシリーズ
- 挿絵は藤田香。
- つばさ
- ISBN 4840115338
- つばさ2
- ISBN 4840117640
- つばさ3
- ISBN 4840118576
徳間書店・トクマノベルズEdge
- ホワイト・ファングシリーズ
- 挿絵は山根真人。
- 狼よ、月影に瞑れ
- ISBN 9784198507824
- 孤狼の歌、今は絶え
- ISBN 9784198507947
- 狼は還らず
- ISBN 9784198508265
関連人物
- がぁさん - 漫画家。麻生とは親交が深く、あとがきで謝辞を述べる際に名前が出てくることが多い。