信濃川ウォーターシャトル
信濃川ウォーターシャトル株式会社(しなのがわウォーターシャトル)は、新潟県新潟市中央区に本社を置き、同市の信濃川下流域を中心に水上バスを運航する企業。
概要
かつて、新潟市周辺の信濃川・中ノ口川・阿賀野川・小阿賀野川流域では「河川蒸気」と呼ばれる汽船による水上交通が盛んであったが、明治時代後期から昭和時代初期にかけての鉄道・道路の整備進行に伴い衰退し、旅客輸送はほとんど行われなくなった。
だが現在、新潟都市圏が拡がり、通勤時には幹線道路が至る所で渋滞を引き起こし、バスも少子化や運賃値上げなどで利用者が減少し、鉄道・バスの役割を補充するための交通機関が望まれていた。また新潟市は観光資源が乏しいというウイークポイントがあり、信濃川流域を利用した観光資源を開拓することが検討されていた。これらの事情から、かつての水上交通の復活と「水の都」の観光資源開拓を目指して設立されたのが、信濃川ウォーターシャトルである。
定期航路は信濃川下流域を航行。中央区柳島町の新潟市歴史博物館(みなとぴあ)から朱鷺メッセ、萬代橋西詰、新潟県庁前を経由して、西区山田の新潟ふるさと村に至る。
運航概要
定期便のダイヤは、みなとぴあ・朱鷺メッセ - ふるさと村間を往復する「シャトル便」と、朱鷺メッセを起点に信濃川下流域を45分間遊覧クルーズする「周遊便」の2つの運航パターンから成り、平日ダイヤはシャトル便3往復と周遊便1本、休日ダイヤは最大でシャトル便7往復と周遊便2本を運航している。
11月下旬から3月中旬の冬季間はシャトル便の定期運航を行わず、全便を周遊便として運航する。
また朱鷺メッセで大規模な動員が見込まれるイベント・コンサート等が開催される際には、朱鷺メッセ - 萬代橋西詰間で臨時シャトル便を運航する場合がある。
この他、パーティークルーズや船上結婚式など、貸切での運航にも応じている。
就航船
- アナスタシア号
- ベアトリス号
いずれも定員108人(うち座席64席)
その他サービス
- 自転車の航送が可能。区間にかかわらず1回200円。小人およびにいがたレンタサイクルの貸自転車は100円。
ギャラリー
- Shinanogawa Watershuttle-1.jpg
信濃川を航行するベアトリス号
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アナスタシア号(左)とベアトリス号(右)
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アナスタシア号船内
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朱鷺メッセ前のりば