アポイントメント商法
テンプレート:未検証テンプレート:独自研究 アポイントメント商法(アポイントメントしょうほう)とは、勧誘電話などで相手を呼び出し、商材を売りつける商法である。
概要
この商法の肝となるのは、とにかく客をおだて褒め称えて良い気分にさせる所にある。偶然のチャンスをモノにした幸運な人だと舞い上がらせるのである。舞い上がった人間は往々にして判断力が鈍って気が大きくなる傾向が有るため、これに乗じて(市価よりも高い値段で)物品を売りつけようというのが、この商法の手口である。イベント会場などに呼びつけて期間限定であることを理由に早期の契約(考える時間を与えない)を迫る展示会商法と連動させるなどの特徴を持つ業者も見られる。
手口
最初の勧誘は電話で行なわれる事が多い。「高額商品を進呈する対象になっているので取りに来て欲しい」「あなたは1万人の中から特別に選ばれたので来て欲しい」などと相手の自尊心や射幸心をくすぐるような言葉を使い、営業所や喫茶店、展示会場などに出向かせる。抽選や商品モニターに当選したという口実を使うケースは「当選商法」や「おめでとう商法」とも呼ばれる。ほとんどの場合、消費者は抽選やモニターに応募をしておらず、業者が一方的に当選したといっているだけである。数は少ないが、電話ではなく郵便や電子メールを使う例もある。スポーツやコンサートなどのイベント時に店を出し、近くを通った人に「名前と住所と電話番号を記入してください」と言って、名前などを書かせ、そのデータをもとに数ヵ月後、電話し勧誘する手口もある。
営業所などでは、密室に近い状態でしつこく根負けするまで勧誘して、商材を高額(30~200万円程度)で売りつける。商材は宝石・絵画・CD/DVDソフト(英会話・百科事典など教養娯楽教材)などが多く、その価値評価が主観により大きく変わり得るものが選ばれる。
ターゲット
20~30歳程度の男性が勧誘の対象となることが多い。これは、20歳以上であるとクレジットを組む事ができること、社会人経験の浅い若者は契約に無知な者が多いこと、就職により自分で自由に使う事ができる金が大きくなっていることなどによる。
関連項目
外部リンク
- 若者を狙ったアポイントメント商法(松本消費生活センター)
- アポイントメント商法(兵庫県立西播磨生活科学センター)