ゲレーロ州

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ファイル:Juxtlahuaca Ruler (M Lachniet).jpg
フストラワカ洞窟のオルメカ様式の壁画

ゲレーロ州(Estado de Guerrero)は、メキシコの太平洋岸にある州で、後古典期タラスカ王国の繁栄したミチョアカン州の南東、先古典期からモンテ=アルバンを中心とするサポテカ文明の繁栄したオアハカ州の西隣に位置する。

2010年センサスで州の人口は3,386,706人で、約79万人がアカプルコ・デ・フアレス自治体に住んでいる。[1]

州の名称は、メキシコ独立戦争の英雄、ビセンテ=ラモン=ゲレロ=サルダーニャ(Vicente Ramón Guerrero Saldaña)にちなんでいる。彼はティシュトラ(Tixtla)生まれのメスティーソの子孫であって、出身地のティシュトラは、彼に敬意を表してティシュトラ(Tixtla de Guerrero)と改名されたほどである。

地勢は、海岸におおむね平行に南シエラマドレ山脈が州を縦断していて、山地が面積の大部分を占める。山地ではアムスゴ族などの少数民族が住んでいる。海岸にはリゾート地として世界的に知られるアカプルコがある。タスコ細工やコーヒーの産地としても知られる。

古期段階(8,000 B.C.頃 ~2000B.C.頃)では、中米最古の前3200年頃の土器が出土したプエルト=マルケスの集落があった。先古典期には、オルメカの「支配領域」で、山地の急峻な崖面のオシュトティトラン洞穴(Oxtotitlan Cave)とその南方数十キロのフストラワカ洞窟(Juxtlahuaca Cave)には、オルメカ様式の壁画が描かれ、テオパンテクアニトラン(Teopantecuanitlan)などの大遺跡が残されている。

出身人物

脚注

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関連項目


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  1. Censo de Población y Vivienda 2010 スペイン語