有償ボランティア
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テンプレート:出典の明記 有償ボランティア(ゆうしょうボランティア)とは、ボランティア活動をする際に、対価のある場合のボランティアの括り。
概要
対価の内容は、金銭のほかに、ボランティアをポイントで換算し地域でサービスを受ける際に使える地域通貨(地域マネー)等がある。
同義の言葉に「有給ボランティア」。ただし、これは「有給休暇を使ってのボランティア活動」という意味で使われることもある。
具体例
青年海外協力隊や国連ボランティア、国際交流基金日米センター日米草の根交流コーディネーター派遣プログラム、国境なき医師団海外派遣ボランティア、日本国際ワークキャンプセンター中長期ボランティア、日本青年奉仕協会の「青年長期ボランティア計画」(ボランティア365)、地球緑化センターの「緑のふるさと協力隊」、オイスカ・インターナショナル研修センターボランティアなど、生活費や食事、居住地・宿泊先などを団体や受け入れ先が保障して従事するボランティアもある。ボランティア要素を含むアルバイト「ボラバイト」もこれに準じる。
もっとも、国連ボランティアや国境なき医師団については求められるスキルも報酬も高く、ボランティアというよりは契約職員に準ずるという見方もある。ボランティアとして働くことが正規職員として採用される前提条件となっている団体もある。
ボランティアの無償性について
かつてまた、ボランティアという言葉はもともと「volunteer」という英単語であり、それは「志願者、義勇兵、自発的」という意味であり、「無償である」という意味を含まないことから、「有償」「無償」を区別することに意味はない、とする考え方もある。一方、有償ボランティアはボランティアに含まず独立した言葉とした上で、ボランティアと同等に取り扱うとする考え方もある。