情報カメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
情報カメラ(じょうほう- )とは、お天気カメラと用途はほぼ同じく、テレビ放送局や、インターネットのウェブサイトで公開されている定点観測のカメラ装置の総称である。
スキップバックレコーダー
多くの放送局には地震発生の瞬間を捉えるためのスキップバックレコーダーというカメラ装置が設置されている。これは、情報カメラとは目的が異なるものの定点観測のカメラ装置としては同じものとして分類される。
カメラから入力された映像が数秒(任意設定)遅れで出力できる装置と、地震計とリンクされたVTRで構成され、地震を感知してから録画を開始しても、地震発生前からの映像が収録できる。それまではタイムラプスレコーダー等で絶えず録画を続けていたが、頻繁なメンテナンスが必要なうえ、いざ地震という時に録画が止まっていたり、録画できてもテープが劣化していて放送に耐えうる画質でなかった、などの問題が起こっていた。
スキップバックレコーダーが地震発生の瞬間を捉えた例としては、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の激震の瞬間をNHK神戸放送局内で捉えたものが有名である。
最近は地震計が地震を感知できなかった、というミスを防ぐためや地震以外のアクシデントにも対処できるようにハードディスクレコーダーで絶えず録画するシステムもある。