ジュディス台風
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ジュディス台風(ジュディスたいふう、昭和24年台風第9号、国際名:ジュディス〔Judith〕)は、1949年8月15日に九州に上陸し、南西諸島や九州・四国地方に大きな影響を与えた。
概要
- 1949年8月7日、パラオ島付近で台風第9号発生。
- 8月14日9時頃、屋久島の南で最盛期となり、中心気圧960ヘクトパスカルとなった。
- その後、やや勢力を弱めながら、8月15日21時頃、鹿児島県志布志湾へ上陸した。
- 8月16日03時頃八代海に出て長崎県西方海上に進み、8月17日には長崎県対馬の西で停滞。
- 九州・四国地方では、大雨による河川の氾濫が多発し、大水害となった。
被害状況
- 死者154名、行方不明25名、負傷者213名
- 住家全壊569棟、住家半壊1,966棟
- 床上浸水33,680棟、床下浸水68,314棟
- 田畑の流埋7,035ha、船舶の被害124隻