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'''岸本 葉子'''(きしもと ようこ、[[1961年]][[6月26日]] - )は、日本の[[エッセイスト]]である。本名、下田昌子<ref>『新現代日本執筆者大事典』第2巻、p.203(日外アソシエーツ、1992年)</ref>。「岸本葉子」は、最初の作品『クリスタルはきらいよ』のヒロイン名から取ったペンネームである。NHK中央放送番組審議会副委員長<ref>[http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/bansin/pdf/chuou.pdf]</ref>。2014年より[[淑徳大学]]客員教授就任予定<ref>[http://www.shukutoku.ac.jp/jinbun/hyougen/hyougen_top.html]</ref>。 == 経歴 == [[神奈川県]]出身。[[神奈川県立湘南高等学校]]卒業。[[東京大学]][[教養学部]]教養学科相関社会科学専攻卒業後、[[東邦生命保険]]相互会社に入社。就職体験を綴った『クリスタルはきらいよ』を在職中に出版、ドラマ化もされる。その後、退社して中国の[[北京外国語学院]]に留学。帰国後、文筆生活に入り、数多くのエッセイ集を出版。[[2001年]]には[[虫垂癌]]と診断され、その手術・治療体験を[[2003年]]に『がんから始まる』として著した。その後も積極的な文筆活動を展開し、ガン克服キャンペーンにも参加している。 祖父は女子教育家の[[下田次郎]]、伯父は[[下田武三]]。 == 著書 == ===1980-90年代=== *『クリスタルはきらいよ』(1985年、[[泰流社]]) *『微熱の島 台湾』(1989年、凱風社)のち朝日文庫 *『なまいき始め 9to5にさよなら』(1990年、日之出出版)のち講談社文庫 *『ボーダーを歩く』(1990年、コスモの本)「異国の見える旅」と改題、小学館文庫 *『さよならニナーダ-サハリンに残された人々』(1990年、凱風社) *『今夜もパジャマトーク』(1991年、ファラオ企画) *『わたしの旅はアジアから』(1991年、[[文藝春秋]])「よい旅を、アジア」講談社文庫 *『禁じられた島へ-国後・色丹への旅』(1992年、凱風社)のち光文社文庫 *『女が結婚したいと思うわけ』(1992年、大和出版)「それでもしたい!?結婚」講談社文庫 *『やっぱり、ひとりが楽でいい』(1994年、[[講談社]])のち講談社+α文庫 *『近ごろの無常』(1994年、[[マガジンハウス]])「幸せな朝寝坊」講談社文庫 *『留守電のもんだい』(1995年、[[PHP研究所]])「女は生きるひとのためならず」講談社+α文庫 *『自分で自分を楽しませる知的な生活』(1996年、講談社)「お金のいらない快適生活入門」講談社+α文庫 *『30前後、やや美人』(1996年、[[読売新聞社]])のち文春文庫 *『旅はお肌の曲がり角』(1996年、[[実業之日本社]])講談社文庫 *『夕方、ハルピン駅で』(1996年、[[NTT出版]]) *『家にいるのが何より好き』(1997年、文藝春秋)のち文庫 *『三十女のおいしい暮らし』(1997年、講談社)「三十過ぎたら楽しくなった」文庫 *『アジア発、東へ西へ』講談社文庫オリジナル、1998 *『つかず離れず、猫と私』(1998年、文藝春秋)「女の分かれ目」中公文庫 *『家もいいけど旅も好き』(1998年、[[河出書房新社]])のち講談社文庫 *『結婚しても、しなくても』(1999年、マガジンハウス)のち三笠書房知的生き方文庫 *『本はいつでも友だちだった』(1999年、[[ポプラ社]])「本だからできること」と改題、「読む少女」と改題して角川文庫 *『ふわっとブータン、こんにちは』(1999年、NTT出版)「ブータン幸せ旅ノート」角川文庫 ===2000年代=== *『ちょっとのお金で気分快適な生活術』(2000年、講談社+α新書) *『マンション買って部屋づくり』(2000年、文藝春秋)のち文庫 *『恋もいいけど本も好き』(2000年、講談社)「本がなくても生きてはいける」文庫 *『もうすぐ私も四十歳』(2000年、[[小学館]])「四十になるって、どんなこと?」講談社文庫 *『私の居場所はここにある』(2000年、マガジンハウス)「やっと居場所が見つかった」文春文庫 *『実用書の食べ方』(2000年、[[晶文社]]) *『炊飯器とキーボード』講談社文庫オリジナル、2001 *『本棚からボタ餅』(2001年、[[中央公論新社]])のち文庫 *『若くなくても、いいじゃない』(2001年、小学館)「40前後、まだ美人?」文春文庫 *『目指せ!「大人の女」』(2002年、PHP研究所) *『女の底力、捨てたもんじゃない』(2002年、講談社)のち文庫 *『おしゃれ魂』光文社知恵の森文庫、2002 *『ひとり暮らしのおいしいキッチン歳時記』(2002年、PHPエル新書) *『「和」の旅、ひとり旅』小学館文庫オリジナル、2002 *『幸せまでもう一歩』(2003年、中央公論新社)のち文庫 *『わたしのひとり暮らし手帖』(2003年、大和書房)のち文春文庫 *『がんから始まる』(2003年、晶文社)のち文春文庫 *『パソコン学んでe患者』(2004年、晶文社) *『歳時記を生きる』(2004年、中央公論新社)「あれもこれもで12か月」文庫 *『からだの事典』(2005年、清流出版)「からだのじてん」中公文庫 *『岸本葉子の暮らしとごはん』(2005年、昭文社) *『食というレッスン』(2005年、小学館文庫オリジナル) *『楽で元気な人になる』(2006年、中公文庫オリジナル) *『四十でがんになってから』(2006年、講談社)のち文春文庫 *『ぼんやり生きてはもったいない』(2006年、中央公論新社)のち文庫 *『40代からはつらつと生きるために』(2006年、角川学芸出版)『おひとりさまのはつらつ人生手帖』角川文庫 *『そろそろ旅へモンゴルのおすそわけ』(2007年、東京書籍) *『40代のひとり暮らし』(2007年、ミスター・パートナー) *『刺激的生活』(2007年、潮出版社)「いろんなものに、ハマってきました」中公文庫 *『がんから5年 「ほどほど」がだいじ』(2007年、文藝春秋)のち文庫 *『からだに悪い?』(2007年、中央公論新社)「まだまだ、したいことばかり」中公文庫 *『女の旅じたく』角川学芸出版、2007 のち文庫 *『キレイのために病院へ行こう-アンチエイジング体験記』小学館、2008 *『はたらくわたし-エッセイストの仕事日記を公開』成美堂出版Sasaeru文庫、2008 *『ちょっと古びたものが好き』バジリコ、2008 『わたしの週末なごみ旅』河出文庫 *『岸本葉子の根菜ごはんのすすめ』昭文社、2008 *『病を超えてーいのちの対話』中央公論新社、2008 *『ゆる気持ちいい暮らし術』河出書房新社、2008 『ひとりを楽しむゆる気持ちいい暮らし』河出文庫 *『自問自答』潮出版社、2008 『欲ばらないのがちょうどいい』中公文庫 *『週末ゆる散歩』東京書籍、2009 『わたしの週末なごみ旅』河出文庫 *『買おうかどうか』双葉社、2009 のち文庫 ===2010年代=== *『俳句、はじめました』角川学芸出版、2010 *『40代、ひとり時間、幸せ時間』ミスター・パートナー、2010 *『「感じがいいね」と思われるお仕事マナー&コツ59』成美文庫、2010 *『エッセイ脳 800字から始まる文章読本』中央公論新社、2010 *『できれば機嫌よく生きたい』中央公論新社、2010 *『わたしの和探し手帖』角川書店、2010 *『空き家再生ツアー』講談社、2010(小説集) *『ほどのよい快適生活術 食べる、着る、住む』河出書房新社、2011 *『東京花散歩』亜紀書房、2011 *『「こつこつ」と生きています』中央公論新社、2011 *『買わずにいられる?』双葉社、2011 *『「そこそこ」で生きましょう』中央公論新社、2012 *『ちょっと早めの老い支度』オレンジページ、2012 == 共編著 == *[[横田濱夫]]共著 ひとり暮らしの人生設計 新潮OH!文庫、2000 *[[渡辺葉]]共著 葉と葉子のふたりごと 清流出版、2003 *[[内富庸介]]共著 がんと心 晶文社、2004 *アンソロジー編纂 女ひとりで想うこと、シングルっていいかも 光文社知恵の森文庫、2006 *[[落合恵]]共著 毎日の暮らし歳時記 成美堂出版 2006 *[[玄侑宗久]]共著 わたしを超えて-いのちの往復書簡 中央公論新社、2007 *岸本葉子with HOPE★プロジェクト編著 ちょっとだけ凹んでいるあなたへ―希望の言葉を贈りあおう 清流出版、2007 *岸本葉子with HOPE★プロジェクト編著 凹んだって、だいじょうぶ―希望の言葉を贈りあおう 第2集 清流出版、2008 *岸本葉子with HOPE★プロジェクト編著 希望の言葉を贈りあおう 第3集 清流出版、2010 *[[吉沢久子]]共著 ひとりの老後は大丈夫? 清流出版、2011 == 翻訳 == *何もしない贅沢(ヴェロニク・ヴィエン)光文社、2002 *自分らしく生きる贅沢(ヴィエン)光文社、2002 *年齢を重ねる贅沢(ヴィエン)光文社、2003 *ファティマの幸運(ジョーン&ジェリー・ドリアンスキー)小学館、2004 のち文庫 == 参考項目 == * [[なんとなく、クリスタル]] - [[1980年]]に[[田中康夫]]が発表した小説。当時の女子大学生の風俗や流行を描き、ベストセラーになった。岸本のデビュー作『クリスタルはきらいよ』は、題名・内容共にこの田中の作品へのアンチテーゼとされている。 == 外部リンク == * [http://www.kishimoto-fan.com/ 岸本葉子公認サイト] == 出典 == <references /> {{DEFAULTSORT:きしもと ようこ}} [[Category:日本の随筆家]] [[Category:神奈川県出身の人物]] [[Category:1961年生]] [[Category:存命人物]]
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