真猿亜目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年8月5日 (月) 22:41時点におけるMerlIwBot (トーク)による版 (ロボットによる: uk:Антропоїди (strong connection between (2) ja:真猿亜目 and uk:Вищі примати)を除去)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:生物分類表

真猿亜目(しんえんあもく)は脊椎動物門哺乳綱サル目の一亜目。真猿類とも呼ばれる。ニホンザル、オランウータン、そしてヒトなどが含まれる。

原猿類に比べ、より「サルらしいサル」である。原猿類では夜行性の種が多いが、真猿類は一部(ヨザル科)を除き、すべて昼行性の種である。

真猿類は、広鼻下目狭鼻下目に大きく二分される。広鼻下目は中南米にすむサルで、鼻の穴の間隔が広く、穴は外側に向いている。新世界ザルとも呼ばれる。クモザル、マーモセットなどが広鼻下目に属する。

狭鼻下目はアジアアフリカにすむサルで、鼻の穴の間隔が狭く、穴は下方またはやや前方を向いている。旧世界ザルとも呼ばれる。マントヒヒ、ニホンザルなどが狭鼻下目に属する。

直鼻猿亜目は、メガネザル下目と真猿下目に分岐した。この分岐の際に真猿下目のX染色体に位置する錐体視物質に関連した色覚多型が顕著になり、ヘテロ接合体の2本のX染色体を持つメスに限定した3色型色覚の再獲得につながり、さらに狭鼻下目のオスを含めた種全体の3色型色覚の再獲得へとつながる[1]テンプレート:信頼性要検証

分類

脚注

  1. 三上章允霊長類の色覚と進化2004年9月18日。 京都大学霊長類研究所 東京公開講座「遺伝子から社会まで」のレジュメ