忍海郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年6月22日 (日) 01:18時点におけるSaigen Jiro (トーク)による版 (郡内の式内社: 式内社節の表記修正。)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索
ファイル:Nara Oshimi-gun.png
奈良県忍海郡の範囲

忍海郡(おしみぐん)は、奈良県大和国)にあった

郡域

1880年明治13年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

  • 御所市の一部(東辻・北十三・柳原・出屋敷・今城・小林[1]
  • 葛城市の一部(忍海・新町・南花内・薑・林堂・西辻・山田・平岡・山口・笛吹・脇田・梅室)

歴史

古代

和名類聚抄』に記される郡内の

  • 津積
  • 園人
  • 中村
  • 栗栖

式内社

延喜式神名帳に記される郡内の式内社テンプレート:式内社一覧/header テンプレート:大和国忍海郡の式内社一覧 テンプレート:式内社一覧/footer

近世

旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での支配は以下の通り。幕府領奈良奉行が管轄。○は村内に寺社除地[2]が存在。(18村)

知行 村数 村名
幕府領 幕府領 7村 忍海村、西辻村、脇田村、南花内村[3]、○山田村、薑村、○林堂村
藩領 大和櫛羅藩 11村 ○笛吹村、小林村[4]、馬場村、○梅室村、北十三村、○今城村、○東辻村、新村、柳原村、出屋敷村、○平岡村[5]、山口村

近代

ファイル:Nara MinamiKatsuragi-gun 1889.png
21.忍海村(紫:御所市 赤:葛城市 1 - 15は葛上郡)

脚注

テンプレート:Reflist

参考文献

関連項目

テンプレート:S-start テンプレート:S-bef テンプレート:S-ttl テンプレート:S-aft テンプレート:End

テンプレート:畿内五国の郡
  1. 葛上郡小林村だった部分を除く
  2. 領主から年貢免除の特権を与えられた土地。
  3. 南花内村・「南花内村之内・新町村」に分かれて記載。
  4. 小林村・「小林村之内・四郎兵衛方」に分かれて記載。
  5. ○平岡村・寺口村に分かれて記載。
  6. 同年4月27日(1868年5月19日)にかけて移管。