御嵩駅

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テンプレート:駅情報 御嵩駅(みたけえき)は、岐阜県可児郡御嵩町中(なか)にある名古屋鉄道広見線

概要

駅自体は御嵩町中にあるが、道路の反対側から住所が御嵩町御嵩に変わる。現在は普通電車が1時間あたり2本程度運行されているのみだが、昭和の頃は新名古屋方面からの直通特急・高速急行も運行されており、平成に入ってからも、朝と平日の夕方から夜に犬山・名古屋方面(主に中部国際空港ゆき)へ直通する電車(4両編成)があった。

2008年平成20年)6月29日のダイヤ改正により、当駅から発車する電車はすべて2両編成新可児止まりとなり、午前10時以降の運行列車はワンマン化された。なお、当駅ではmanaca(相互利用IC)は使用できない。

当駅はこのダイヤ改正同日に無人駅となった。駅集中管理システムについては導入されていないため、自動改札機自動精算機は設置されておらず、名鉄の他の無人駅とは別形式となっている。

歴史

当駅は御嵩町中心部への旅客専用駅として設けられたため、かつて運行していた亜炭の貨物列車は引き続き御嵩口駅(当駅開業前は御嵩駅と呼称)から発着した[1]

  • 1952年昭和27年)7月1日 - 開業。
  • 2008年平成20年)6月29日 - 無人駅化。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月 - 駅舎改修工事を実施し、4月1日より御嵩町観光案内所としてオープン。同時に駅南の駐車場の無料貸し出しも開始。但し切符の委託販売は行われていない。
    • 5月16日 - 7000系が臨時列車として2000年3月以来9年振りに当駅に入線。7月5日と7月20日にも団体列車として入線。
    • 6月28日7月2日 - 御嶽宿の雰囲気に似合うように、駅舎の修理と塗り替えを実施。
  • 2011年(平成23年)5月15日 - かも1グランプリin御嵩の開催に伴い、臨時に駅係員を配置。

駅構造

  • 行き止まりのプラットホーム1面1線で、4両の電車が停車できる無人駅である。明智駅まで交換設備はなく、留置線もないため、当駅へ来た電車は行き先を新可児行きに変更し、そのまま折り返して行く。
  • 当駅での夜間滞泊は無く、始発とその1本後の列車は新可児方面から回送され、最終列車とその1本前の列車も、到着後に新可児駅まで回送されている。
  • ワンマン運転の列車であっても新可児駅 - 当駅間の中間駅とは異なり、到着時には全てのドアが開けられる。無人化当初は切符回収箱はなかったが、折り返し間合い時間が短い運転士の負担を軽減するためもあり、現在は旧改札の柵に取り付けられた。
  • 駅舎は三角屋根の木造平屋。無人駅化に際して自動券売機が新設された。故障時などに使うインターホン犬山駅につながる。
  • 改札内にトイレがある。
  • 2010年10月15日発売のfengから出たADVゲーム「星空へ架かる橋」の原作ゲーム中に主人公が最初に転校して降り立つ山比古駅のモデルとなった。但し、作品内容は御嵩町と直接関係があるものではない。
のりば
路線 行先
広見線 新可児行き(新可児乗換犬山名古屋岐阜方面)

配線図

テンプレート:駅配線図

利用状況

御嵩町統計書によると、乗降客数は1974年(昭和49年)の1,290,000人(一日あたり3,534人)をピークに減少傾向である。

  • 1975年…1,269,000人(一日あたり3,477人)
  • 1980年…1,202,000人(一日あたり3,293人)
  • 1985年…1,026,000人(一日あたり2,811人)
  • 1990年…1,101,000人(一日あたり3,016人)
  • 1995年…1,005,000人(一日あたり2,753人)
  • 2000年…765,000人(一日あたり2,096人)
  • 2005年…568,000人(一日あたり1,556人)

現時点では広見線の駅では犬山駅西可児駅新可児駅日本ライン今渡駅に次いで、5番目に利用者が多いが、ほとんどがラッシュ時間帯の利用者で、昼間の利用者は少ない。

駅周辺

バス路線

  • ふれあいバス - 御嵩町のコミュニティバスで、東鉄バスに運行業務を委託している。本数は少ない。
  • 2009年10月1日より日曜日を除き、みたけE-COバスと呼ばれる電車利用促進の無料バスが南山台やグリーンテクノみたけへ試験的に運行されている。

隣の駅

名古屋鉄道
広見線
御嵩口駅 - 御嵩駅

脚注

  1. テンプレート:Cite book

関連項目

外部リンク

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