小樽商科大学

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テンプレート:Infobox 小樽商科大学(おたるしょうかだいがく、テンプレート:Lang-en)は、北海道小樽市緑3丁目5番21号に本部を置く日本国立大学である。1949年に設置された。

概観

大学全体

商学部のみの1学部4学科(昼間・夜間)からなる商学系単科大学。1学年500人ほどで全学でも2000人強の学生数しかいない小規模な大学である。

体育会などのサークルに加入する割合が高く、ラグビー部は北海道1部リーグで活躍している。アメリカンフットボール部は、北海道1部リーグで2008年から2011年まで4連覇の実績をあげていたが[1]、2012年5月に未成年者飲酒による死亡事故が発生したため、同年7月に廃部となった(後述「不祥事」も参照)。

沿革

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略歴

現在、国立大学では唯一の社会科学単科大学である。明治43年(1910年)に5番目の官立高等商業学校として設立された小樽高等商業学校1944年より小樽経済専門学校)を前身とする。旧制時代は北海道で数少ない文科系の高等教育機関であったため、文芸志向の者も入学し小林多喜二伊藤整といった作家を輩出した。一般的に道内では樽商(たるしょう)と略され呼ばれているが、小樽市内では商大と呼ばれている。(小樽市内で「樽商」というと小樽商業高等学校を指すことが多い。)

年表

沿革
1910 小樽高等商業学校設置
1944 戦況の悪化を受け小樽経済専門学校に改称
1949 新制小樽商科大学設立(商学部)
1952 短期大学部開設
1953 商業教員養成課程開設
1954 専攻科開設(経理経営学専攻)
1965 管理科学科増設
1971 大学院修士課程開設(商学研究科) 専攻科廃止
1991 商学部全学科、短期大学部を改組。商学部を経済学科、商学科、企業法学科、社会情報学科の四学科に
1996 短期大学部廃止
1997 札幌市中央区(北海道経済センタービル)に札幌サテライトを開設
2004 商業教員養成課程廃止
2004 大学院商学研究科に専門職大学院のアントレプレナーシップ専攻(MBAコース)設置
2005 札幌サテライトを札幌駅西口(sapporo55ビル)へ移転

基礎データ

所在地

  • 大学本部(小樽市緑3丁目5番21号)
  • 札幌サテライト(札幌市中央区北5条西5丁目7番地)
  • 駅前プラザゆめぽーと(小樽市稲穂3丁目3番1号)

教育および研究

組織

1つの学部(全ての学科が昼間、夜間主コースに分かれる)、1つの大学院研究科からなる商学系単科大学である。

学部・学科

大学院

  • 商学研究科
    • 現代商学専攻(博士前期・後期課程)
    • アントレプレナーシップ専攻(専門職学位課程(ビジネススクール))

附属機関

現行法による、附置研究所。研究課題によっては、学外からの利用も可能。

  • 附属図書館
  • 言語センター
  • ビジネス創造センター
  • 情報処理センター
  • 国際交流センター
  • 保健管理センター
  • 教育開発センター

キャンパス

ファイル:商大札幌サテライト.JPG
札幌サテライト外観(2007年3月)
  • 大学本部(小樽市緑3丁目5番21号)
  • 札幌サテライト(サテライトキャンパス:札幌市中央区北5条西5丁目7番地)
  • 駅前プラザゆめぽーと(小樽市稲穂3丁目3番1号)

対外関係

他大学との協定

地方自治体との協定

民間企業との協定

国際交流

大学関係者と組織

大学関係者一覧

不祥事

2012年5月7日、学内で開かれていたアメリカンフットボール部のバーベキューパーティーで飲酒していた部員のうち、未成年7人を含む9人が急性アルコール中毒で救急搬送された[3]。そのうち1学年の19歳男子学生1人が死亡した。この事件によって、上級生8人が無期停学、アメリカンフットボール部も廃部となった[4]

関連項目

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. テンプレート:Cite web
  2. “10年ごし姉妹の契り NZ・オタゴ大と樽商大が交流覚書”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1989年10月26日)
  3. テンプレート:Cite web
  4. テンプレート:Cite web

外部リンク

テンプレート:日本の国立大学