ジャック・イベール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年11月2日 (土) 20:59時点における240f:41:14e3:1:1fc:221b:55b1:cbb2 (トーク)による版 (来歴)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox Musician テンプレート:Portal クラシック音楽 ジャック・フランソワ・アントワーヌ・イベールJacques François Antoine Ibert,1890年8月15日 - 1962年2月5日)は、パリ生まれのフランス作曲家。しばしばその作風は、軽妙、洒脱、新鮮、洗練などと言った言葉で評される。

来歴

1910年パリ音楽院[1]に入学。アンドレ・ジュダルジュの対位法では「フランス6人組」のダリウス・ミヨーアルチュール・オネゲルと同窓であった。第一次世界大戦中は海軍士官として従軍。1914年に音楽院を卒業し、5年後の1919年、カンタータ『詩人と妖精Le poète et la fée』にてローマ大賞を受賞した。1923年まで3年間ローマに留学、『寄港地』などを作曲する。1937年からローマのフランス・アカデミーの館長に任命される。1940年、フランス政府よりの依頼を受けて、日本の皇紀2600年奉祝曲として『祝典序曲』を作曲。1955年から1957年までパリのオペラ=コミック座の監督をつとめ、1962年にパリにて死去。遺体はパリ16区パッシー墓地にて埋葬された。

作品

管弦楽曲

  • レディング監獄のバラード(La Ballade de la geôle de Reading)(1921)
  • 交響組曲『寄港地』(Escales)(1922)
  • 組曲『遊戯』(Jeux)(1923)
  • スケルツォ『妖精の郷』(Ferique,Scherzo)(1925)
  • 室内管弦楽のためのディヴェルティスマンDivertissement pour orchestre de chambre)(1930)
  • 海の交響曲(Symphonie marine)(1931)
  • 交響組曲『パリ』(Paris, Suite symphonique)(1931)
  • 祝典序曲Ouverture de fête)(1940)
  • エリザベス朝組曲(Suite Élizabéthaine)(1944)
  • ルイヴィル協奏曲(Louisville concerto)(1953)
  • ボストニアーナ(Bostoniana)(1955)
  • バッカナール(Bacchanale)(1956)
  • 架空の愛へのトロピズム(Tropismes pour des amours imaginaires)(1957)

協奏曲

室内楽・器楽

  • 奇想曲(フルートピアノ
  • 組曲『物語』(Histoires)(ピアノ独奏、またはサクソフォーンとピアノ)(1917)
  • 木管五重奏のための3つの小品(1930)
  • 10の楽器のための奇想曲(1930)
  • 弦楽四重奏曲(1942)
  • ヴァイオリン、チェロとハープのための三重奏曲(1944)
  • 即興曲(トランペットとピアノ)(1951)

オペラ

  • アンジェリック(Angélique)(1927)

バレエ音楽

付随音楽

  • イタリアの麦藁帽子(Le chapeau de paille d’Italie)(1930初演)
  • ドノゴー(Donogoo)(1930初演)
  • サモス島の庭師(Le jardinier de Samos)(1932初演)
  • 7月14日(Le Quatorze Juillet)(1936)
  • 真夏の夜の夢(Le songe d’une nuit d’eté)(1942)

映画音楽

出典

  1. "Jacques Ibert", アドルフ・サックス (Sax), マルセル・ミュール (Mule) & Co, ジャン=ピエール・ティオレ (Jean-Pierre Thiollet), H & D, 2004. 135, ISBN 2 914 266 03 0

外部リンク

テンプレート:Film-bio-stub

テンプレート:Music-bio-stub