SKYWARD

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SKYWARD(スカイワード)とは、日本航空会社日本航空及び、そのグループ会社の機内誌である。

概要

日本航空による日本エアシステムの統合を機に、2003年4月1日に両社の機内誌、「Winds(ウィンズ)」と「ARCAS(アルカス)」を統合し創刊された。しかし、実際は日本航空の機内誌「Winds」を改名(「ARCAS」は廃止)したものである。

日本航空およびグループ各社の就航地を中心とした都市の特集記事の他、複数の連載記事や就航地の地図交通情報やグループ各社のサービス告知などが掲載されている。

日本航空およびグループ各社の機内に搭載されており、国内線版と国際線版の2種類が発行されている。国内線版は日本語の記事だけだが、国際線版は日本語と英語の両表紙になっており、日本語と英語(30-40ページ)両方の記事が載っている。

なお、日本航空及びグループ各社が運航する便の機内に置かれているものは無料で持ち帰ることもできる。また、一部の一般書店でも販売されている他、定期購読・バックナンバーの購入も可能である。

データ

Agora

JALカードのCLUB-A会員(JALグローバルクラブ含む)を対象とした月刊のカード会員誌として「Agora(アゴラ)」が存在しており、国際線ファーストクラスにもSKYWARDと併せて用意(搭載)されている(機内誌ではない)。1990年から2000年まではプレジデント社が編集担当であったが、その後、JALブランドコミュニケーションの自主発行となっている。

エグゼグティブ層を想定読者としているため、内容としてはSKYWARDよりも高級志向のホテル・旅館やリゾートの滞在を含めた紀行記事、誌面上で募集する専用ツアーの記事広告、高級ホテル・レストランでのJALカード会員向けプランの紹介などがあり、雑誌広告も高価格なブランド・製品や銀行によるもので大半が占められている。

CLUB-A会員に送付されるものは、本誌に加えてJALカードが募集する生命保険のチラシ・JALUX通信販売のAgora向けカタログや頒布会チラシ類が併せて同封される。

グループ他社の機内誌

JALグループの他社のいくつかは独自の機内誌を持っている。

問題となった記事・エッセイ

2010年1月19日の報道によると、小説家浅田次郎が、カニの「宅配詐欺」被害に遭ったとする、事実と異なる内容のエッセイを同誌の12月号に寄稿し、函館朝市協同組合連合会から抗議を受けていたことが判明した。浅田のエッセーを知った朝市協同組合連合会は2009年12月に調査を実施し、浅田の家族が朝市の実在する店からの電話を受け、注文していたのを確認した。連合会が「個人情報が漏れたこともない」と連絡すると、浅田は謝罪した模様である[1]

関連項目

脚注

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外部リンク

  • 浅田次郎さん:エッセー謝罪 「まずかった」函館朝市カニ、「宅配詐欺」被害と誇張 毎日新聞 2010年1月19日