SCサテライト放送

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テンプレート:Infobox SCサテライト放送株式会社(エスシーサテライトほうそう)は、住友商事系列の衛星基幹放送事業者である。

蓄積型放送サービス・ep(イーピー)を放送する放送局、イーピー放送として開局したが、蓄積型放送サービスは加入者が伸びなかったため放送を終了し、現在はジュピターショップチャンネル株式会社の傘下で、ショップチャンネルのハイビジョン(HDTV)による放送を24時間行っている。

歴史

2001年2月に松下電器産業(現・パナソニック)、東芝日立WOWOW、スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(現・スカパーJSAT)、住友商事などが出資して出来た会社で、開局当初は蓄積型放送サービス・epとの連動を重視した番組製作を行っていたが、蓄積型放送サービス終了後は主に他社で製作された番組を購入して放送していた。標準画質の放送だったが画面は16:9のサイズであった。

2004年9月に一旦放送を休止し、2004年12月にハイビジョン放送を行う無料チャンネル(ep055チャンネル)として再開した。この時に、プラットフォームをWOWOWデジタルプラス(プラットフォーム事業者:CS-WOWOW)に変更している。WOWOWデジタルプラスが放送終了(2006年12月31日)以降は、CSデジタルテレビ放送のチャンネルで唯一、どこのフラットフォームにも属さない独立系のチャンネルとなった。

2007年3月29日付でジュピターTV(のちのSCメディアコム)が松下電器産業・東芝・住友商事の3社が保有するイーピー放送(当時)の発行済株式数の計78.0%を取得し、ジュピターTVの子会社となった。子会社化後、ep055チャンネルは2007年3月31日24時をもって独自の番組編成による放送を終了し、4月1日0時から同チャンネルは、ジュピターショップチャンネルが運営するショッピング専門チャンネルショップチャンネルハイビジョン放送を無料で行っている。(尚、ハイビジョンによる24時間ライブショッピングチャンネルは、世界初である。)

2007年10月1日に、社名を現在のSCサテライト放送へ変更した。

沿革

テンプレート:See also

  • 2001年
    • 2月 - 株式会社イー・ポート・チャンネル設立
    • 9月 - イーピー放送株式会社に社名変更
  • 2002年7月 - 放送開始
  • 2004年
    • 3月 - 蓄積型放送サービスを終了
    • 9月 - 無料放送サービスを休止
    • 12月 - 無料放送サービスを再開
  • 2007年
    • 3月 - ジュピターTVの子会社に。
    • 4月1日 - 午前0時を期して従来の放送形態を終了し、同時にep055チャンネルでショップチャンネルのハイビジョンによる放送(サイマル放送)を開始(ハイビジョンによる24時間ライブショッピング放送は世界初)。
    • 7月2日 - 親会社のジュピターTVが、株式会社ジュピターTV(2007年9月ジュピターテレコムと合併し、現在はそのメディア事業部門)とSCメディアコム株式会社の2つに分割されたことにより、SCメディアコム株式会社の連結子会社となる。
    • 10月1日 - SCサテライト放送株式会社へ社名変更。
    • 10月4日 - ep055チャンネルのチャンネル名称が「ショップチャンネル」に改称。
  • 2008年1月1日 - e2 by スカパー!(現・スカパー!)での「ショップチャンネル」の放送終了に伴い、CS055chの放送形態が「ショップチャンネル」の完全サイマル放送から「ショップチャンネル」の110度CS放送チャンネル(e2から移行、ショップチャンネルの公式サイトではこの日がCS055chの本放送開始日となっている)に変更。
  • 2012年4月1日 - 東経110度CS放送でのプラットフォームをSCサテライト放送直営からスカパー!e2に移管(チャンネルはそのままCS055ch)。4年ぶりにスカパー!e2での放送を再開。
  • 2013年2月1日 - シーエス日本から日テレNEWS24の基幹放送事業を譲受。

チャンネル

放送中のチャンネル

物理放送チャンネルはND8ch(CS1ネットワーク)。24スロットが割り当てられている。

太字のチャンネルは、ハイビジョンチャンネル。

斜字のチャンネルは、標準画質放送でありながら、16:9の画角情報を付加し、フルサイズのSD放送を行っている。

テレビ放送
  • Ch.055 ショップチャンネル(番組供給事業者:ジュピターショップチャンネル) - 16スロット
    • 2007年10月3日までのチャンネル名称は「ep055チャンネル」。
    • 午前0時基点の24時間放送(無料放送)。
    • 2007年3月31日24時まではイーピー放送が運営するテレビ放送だった。
    • 2007年4月1日0時以降は全番組が「ショップチャンネル」のハイビジョンによる放送となっている。ショップチャンネルの放送開始後も、暫くはイーピー放送運営の放送時代と同じくチャンネル名称は「ep055チャンネル」、受信機表示アイコンは「ep」のままであったが、社名がイーピー放送からSCサテライト放送へ変更された2007年10月1日から、受信機表示アイコンはショップチャンネルの受信機表示アイコンである「SHOP」に、チャンネル名称は2007年10月4日から「ショップチャンネル」にそれそれ変更された。
    • 2013年1月29日、下記チャンネルを放送するため24スロットを分割。
  • Ch.349:日テレNEWS24(番組供給事業者:日本テレビ放送網) - 8スロット
    • 2013年1月29日 - スロットが分割され試験放送を開始。
    • 2013年2月1日 - シーエス日本から衛星基幹放送事業を承継、チャンネル番号を変更。
    • 標準画質で、画角情報は、4:3SD放送だったが、2014年3月3日より、16:9の画角情報を付加し、フルサイズのSD放送を開始。

かつて放送されていたチャンネル

独立データ放送
  • Ch.060:ep060チャンネル
    • epのデータ放送で、その後はイーピー放送の番組案内などに使用されていたが、2007年3月31日24時をもって放送を休止した(無料放送)。

かつて放送されていた番組

イーピー放送が運営するハイビジョンチャンネルとして放送されていた頃は、ハイビジョンの鮮明な映像を生かして、国内外の美しい映像を放送する紀行番組や、親会社だった松下電器の家電紹介番組などが放送されていた。また、家電量販店などでは、ハイビジョンテレビのデモ映像として同チャンネルを放送するお店が多く見受けられた。さらに、一部の番組はSCサテライト放送から地方の民放テレビ局や民放BSデジタル放送局へ番販されている。

  • 心と技の日本遺産
  • 日本の名刹と紅葉
  • 日本の神社と祭礼
    • BS朝日で「ハイビジョン紀行」の番組名で放送された。
  • Energy To The People
  • ビキニ・デスティネーション
  • 韓流熱風
  • ヨーロッパ列車紀行 男の時刻表
  • 欧州 音楽の旅路 〜クラシック名曲特選〜
  • BALI 神々が宿る島
  • Vision
  • スマート・トラベルII
  • Let's Shop
  • Fantastic Festival(ファンタスティック・フェスティバル)
  • ファッションショー FRONT ROW
  • ブルームバーグテレビジョン(2006年4月1日~2007年3月31日の間、朝の時間帯に1時間、4:3SDで放送)
  • 家電Style
  • Good-Night TOKYO

など

関連項目

外部リンク