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'''H・アール・カオス'''(H.ART CHAOS、エイチ・アール・カオス)とは、日本の[[コンテンポラリー・ダンス]]のカンパニー。[[東京都]]を拠点に活動。スタジオは東京都[[世田谷区]]上馬にある。 演出・振付家の[[大島早紀子]]がダンサーの[[白河直子]]と1989年に設立した。独自の美意識と哲学に支えられた大島の空間感覚溢れる作品はどの作品もレベルが高く、ダンスの領域を遙かに超えた[[総合舞台芸術]]となっている。衝撃的な天才ダンサーといわれる白河の究極の身体造形と表現力も相まって、多くの支持を集めているカンパニーである。大島早紀子は現代哲学や現代科学、社会学、神学などからテーマを模索して、次々に話題作を提供。白河直子の神がかり的な踊りと、独創的な演出と大掛かりで斬新な[[舞台装置]]、美術が相まって欧米でも高い評価を得ており、非舞踏系のダンス・カンパニーとしては、海外公演を活発に行うさきがけともなった。 [[海外フェスティバル]]からの招聘も数多く、日本を代表するダンスカンパニーとして、国内外の様々な都市で公演活動をしており、1997年の「[[春の祭典]]」北米ツアーではでトロント、モントリオール、ピッツバーグのそれぞれの都市で年間最優秀作品に選出され、2000年の「SECERT CLUB...Floating angels」北米ツアーで[[The Newyork Times]]が選ぶ同年のDance of the yearに選ばれている。コンテンポラリーダンスには珍しく大劇場での[[オーケストラ]]演奏によるスケールの大きな作品が多い。1999年「春の祭典」、2002年「[[カルミナ・ブラーナ]]」、2005年「[[ボレロ]]」「春の祭典」、2004年「マグダラのマリア」「鷹の井戸」「野人創造」、2008年「[[中国の不思議な役人]]」「ボレロ」などが大劇場でのオーケストラ上演作品である。 2003年、シンガポールのバレエ団であるSingapore Dance Theatreに「Feast of immortality」を演出・振付(主演:白河直子)。2004年。[[モスクワ]]、[[サンクトペテルブルク]]、[[ヘルシンキ]]、[[ワルシャワ]]で「[[春の祭典]]」、「Miserere」公演。2006年、シンガポールSinagaore Dance Theatreで「Whose VOICE CRIES OUT?」を発表など海外での活動も多い。 2007年には大島早紀子が東京[[二期会]]オペラ劇場で[[リヒャルト・シュトラウス]]の「[[ダフネ (オペラ)|ダフネ]]」、2010年には同じく東京[[二期会]]オペラ劇場で[[エクトル・ベルリオーズ]]の「[[ファウストの劫罰]]」の演出・振付を成功させている。 == 国内の主な受賞歴 == *1993年 - [[キリンアートプロジェクト|キリンコンテンポラリーアワード]] *1996年 - 第27回[[舞踊批評家協会]]賞新人賞、[[日本バレエ協会]]振付特別賞 *1997年 - [[村松賞]] *1998年 - 第29回舞踊批評家協会賞大賞 *2000年 - [[千年文化芸術祭]] 優秀作品賞 *2002年 - 第1回[[朝日舞台芸術賞]] *2003年 - 第34回舞踊批評家協会賞大賞、第25回ニムラ舞踊賞 *2004年 - 第54回[[芸術選奨文部科学大臣新人賞]] == 外部リンク == *[http://www.h-art-chaos.com/ H・アール・カオス] {{DEFAULTSORT:えいちああるかおす}} [[Category:ダンスカンパニー]]
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