F型肝炎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

F型肝炎(Fがたかんえん、テンプレート:Lang-en-short)は、ウイルス性肝炎の一種で、肝炎との関連が考えられているあるウイルスが原因だと仮定されている。 1994年に、Dekaらは、新種のウイルス粒子が輸血後・非A・非B・非C・非E型肝炎患者の糞便から発見されたと報告した。 インドアカゲザルでの実験で、血流にこれら粒子を注入することにより肝炎が引き起こされ、このウイルスはF型肝炎またはトガウイルスと呼ばれた。 その後の研究では、ウイルスの存在の再確認に失敗したため、このウイルスは「伝染性肝炎の原因(Kelly & Skidmore 2000)」のリストから削除されている。 次に確定した肝炎ウイルスは、G型肝炎である。

参考文献

以下は翻訳せずそのまま転載した。

  • Deka N, Sharma MD, Mukerjee R. Isolation of the novel agent from human stool samples that is associated with sporadic non-A, non-B hepatitis. J Virol 1994;68:7810-5. PMID 7966570.
  • Kelly D, Skidmore S. Hepatitis C-Z: recent advances. Arch Dis Child 2002;86:339-43. PMID 11970925.