魔法陣

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テンプレート:混同 魔法陣(まほうじん)

  1. 魔法魔術を題材にした物語において架空の魔術を行使するときに使われる図形で、下記の魔法円と奇門遁甲の陣とを合成した概念のこと。この項では、主にこの意味について詳述する。
  2. 実在の魔術の召喚魔術で使用される魔法円。なお安倍晴明など、陰陽道では「安倍晴明紋(セーマン)」と呼ばれる五芒星を符呪に使用するが、西洋魔術と混同され陰陽道にも魔法円が存在するよう思われている。
  3. 株式会社ハンドから発売されている税務申告書作成ソフト法人税の計算などに利用される。

テンプレート:出典の明記 魔法陣(まほうじん)とは、架空の魔術で床に描く紋様文字で構成された図あるいは、それによって区切られる空間のこと。術者の魔力を増幅させたり封じたり、魔力の調節弁の働きをする。また種類によっては悪魔を呼び出すなど異界との扉としても作用するが、その場を清める時や邪気を払うときなどにも使われる。

魔法陣は、魔法文字などを組み合わせて書かれており、砂や動物の血で描くこともある。場合によっては要所にロウソクや骨などを補助的に配置する。魔法陣単体で効果を発揮することは少なく、術者の呪文魔力など鍵となるものがあって初めて作動する。召喚魔術の場合には供物をそなえ、あるいはしかるべき呪文を唱えることなどによって、術を完成させることとなる。

しかし、術式を発動させるには、「知識」が必要。魔道書にも記されているが下手に使用すれば術者に負荷がおこる。

術式は色々あり、キリスト式・日式・など宗教によってちがう。

魔法陣とは魔法円の誤りから始まった単語である。されど、造語として本来の宗教の型式に囚われなかったおかげで、魔法円の空中展開など本来はありえない自由な発想を可能とした。 誤記という説も健在でまだ確定とはいかないが、現代の和製のフィクションにおいて魔法陣とは、もはや万人が理解できる共通の単語として定着したと考えて良い。

関連項目


テンプレート:Culture-stubzh:魔法陣