馬祖島

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テンプレート:中華圏の事物 馬祖島(ばそとう)は、中華民国福建省連江県に属する諸島。旧称は南竿塘、別称は馬祖列島中華人民共和国福建省連江県馬祖郷に属すると主張している。

概要

中華人民共和国の福建省連江県に接しており、南竿、北竿、東、西東引島亮島、高登、大、小、及びその他の小島から成る。馬祖の連江県政府庁舎は南竿島の南竿郷介寿村にあり、ここが馬祖の中心地となっている。

中華民国政府はこの島を長く軍事拠点としてきたが、台湾海峡間の軍事的緊張の緩和により、現在は中華人民共和国側の国民も渡航を許可されている。また、小三通政策により、中華人民共和国との交易が活発化した。現在も中華民国の施政下に置かれ、馬祖島の連江県政府は観光事業を展開している。台湾島からは114海里(約211km)離れている。

その他

携帯電話の取り扱いについて、馬祖と対岸の中華人民共和国福建省とは地理的に極端に近いことと、中華民国と同様のGSM方式を採用していることから、国際ローミングサービスを受けている中華民国国内の携帯電話(一般的に契約する際は、自動的にサービスが付属している)では金門島ほど多くはないが、時々中華人民共和国側の電波をとらえることがある。

例えば、中華民国国内からの電話がかかってきた場合でも、もし中華人民共和国側の電波をとらえたまま電話に出てしまうと、当然のことながら国際電話となってしまうので注意が必要である。逆にその状態で電話をかける場合、電話番号の前にカントリーコードが必要となる。

関連項目

外部リンク

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