韓国の反日作品

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テンプレート:複数の問題 韓国の反日作品(かんこくのはんにちさくひん)では、大韓民国日本に対する、反日的な小説テレビドラマ映画などを扱う。歴史小説仮想戦記核攻撃や紀行文など様々なジャンルがある。

概要

作品中では韓国や韓国人が優秀に描かれる一方で、日本男性は野蛮で残虐な人物として、日本女性は男性に従順で性的に乱れた人物といったステレオタイプで描かれることが多いとされる。日本の文化・風俗に対しても、極端な誇張や誤解・偏見に基づく描写がなされる場合がある。反日的とされる以外にも、歴史や科学技術に対する考察が不十分で事実と大きく異なるとする意見もある(特に、ご都合主義的な歴史の歪曲、科学技術の解釈については日本における一部の仮想戦記とも類似点が多く見受けられる)。

フィクションでは領土問題や歴史問題から韓国と日本が戦争に至るケースがよく見られる。その場合には日本対韓国および韓国に賛同する国家という構図になる。韓国の民族主義に訴えるエンターテイメントとして荒唐無稽なストーリーが多く、特に日本文化開放以前は日本を滅ぼすような過激な映画が多く見られた。

中国でも「抗日神劇」と呼ばれる反日作品が2010年前後に多数制作されたが、こちらは反日感情だけでなく検閲を回避する手法としての側面もあったため、現在では当局により規制がされている(反日感情を参照)。

主な反日作品

書籍

  • チョン・クァンテ (정광태)、『独島は我が領土 (독도는 우리땅) 』(タイトルは『独島は我が地』と訳される場合もある)、1982年
  • 李ソンス (이성수)、『ウイルス壬辰倭乱 (바이러스 임진왜란) 』、1990年 - 小説。地震による日本列島の危機の中、沈没クーデターを起こし、自衛隊を「日本軍」に改編した日本が、世界に誇る航空母艦「トヨトミ」や、脅威のウィルス「ヒデヨシ・ウィルス」で韓国人ホロコーストを計画。韓国人の主人公が計画を阻止する内容。
  • 金辰明 (김진명)、『ムクゲの花が咲きました (무궁화 꽃이 피었습니다) 』、1993年 - 小説。作中に韓国が北朝鮮と手を結び日本に核を撃ち込むという戦略シナリオを読む部分がある。大ベストセラーとなり映画化された。朝鮮語版Wikipediaの記事
  • 田麗玉 (전여옥)、『日本はない (일본은 없다) 』(日本では1994年に『悲しい日本人』名でたま出版から出版)、1993年 - 紀行文。KBSの特派員として日本に滞在した経験をもとに書かれた。ただひたすら日本と日本人を罵倒する。『醜い韓国人 (추한 한국인) 』(朴泰赫 (박태혁) )が日本で出版されたことに対抗して書かれた。2004年、オーマイニュースが『日本はない』の盗作問題を報道した。田はオーマイニュースに対する民事訴訟を起こしたが、2012年5月18日に韓国の最高裁である大法院は原告敗訴の判決を下した原審を確定した[1]
  • 尹ジョンソク (윤종석) 『Fire Day (파이어 데이) 』、1995年 - 小説。
  • 高ウォンソン (고원정) 『フェッブル (횃불) 』 - 小説。
  • 金辰明、『皇太子妃拉致事件』、2001年 - 小説。韓国人が皇太子妃雅子を拉致する。NHKのハングル講座がとりあげ問題となった。
  • チョン・ソンヒョク (전성혁)、『百済書記 (백제서기) 』、2002年 - 高校生が書いた歴史小説。日本の天皇は百済人であり、敬宮愛子内親王が百済王家の子孫と恋に落ち、歴史「真実」を悟る。和田春樹が「良心的日本人」として登場する。和田の思想・主張以外、事実と異なるところが多い。
  • 佯病説 (양병설) 『嫌日流 (혐일류)』、2006年
  • 金城模 (김성모) 『嫌日流 (혐일류)』(日本語版のタイトルは『マンガ 嫌日流』)、2006年 - 漫画。『マンガ 嫌韓流』(山野車輪)が日本で出版されたことに対抗して書かれた。
  • イ・ヨン金正恩統一戦争』、2011年 - 小説。北朝鮮の後継者の金正恩をめぐる権力暗闘を描いた。北朝鮮軍が北海道を侵攻するストーリーがある[2]
  • ユ・グァンナム(유광남)『李舜臣の帝国1(이순신의 제국1)』、2014年 - 小説。日本を奇襲し、天皇を捕らえ、自分を謀殺しようとした宣祖が廃位され日本が降参。出版社は「イ・スンシンの帝国は私たちが夢見る帝国になり、私たちが願う理想的な国が繰り広げられることになるだろう」と伝えた。[3]
  • 金正鉉『安重根が安倍に向かって発砲』、2014年 - 小説。安重根が現在に蘇り、安倍首相を銃撃するという内容。[4]

映画・テレビドラマ

  • 林權澤 (임권택)、『将軍の息子 (장군의 아들) 』、1990年 - 『将軍の息子2』、1991年 - 『将軍の息子3』、1992年 - 映画。韓国人のヤクザ金斗漢 (김두한) が日本人のヤクザをやっつける。
  • 憤怒の王国 (분노의 왕국)』、1992年 - テレビドラマ。MBCで放映。李朝の末裔が復讐のため天皇を狙撃する。狙撃の場面には、実際の即位の礼の映像が使われていた。この番組に対して日本外務省が抗議し、国際問題に発展しかけたこともある。1994年日本語版が第三書館より出版された。
  • ムクゲノ花ガ咲キマシタ 무궁화 꽃이 피었습니다 (소설)』、1993年 - 韓国の映画。日本が大韓民国から核攻撃され、日本が滅亡する。内容が過激な為、日本での放映や放送はされていない。
  • ユリョン (유령) 』、1999年 - 映画。韓国の潜水艦が沖縄を始め、東京や大阪、札幌や福岡など日本の主要都市に核を撃ち込もうとする。劇中では艦内で「核攻撃派」と「時期尚早派」が対立するが、「核攻撃派」の副艦長が「沖縄県民は運が良い、あと2時間寿命が延びた」といったセリフが有り、また「時期尚早派」の主人公も韓国が先制攻撃をすれば「祖国が火の海に成ってしまう」とのスタンスであり、対日核攻撃を全否定する主張はない。
  • ロスト・メモリーズ (로스트 메모리즈) 』、2002年 - 映画。日本の朝鮮半島侵略から一世紀経過したソウルの仮想世界観を描いた。光化門にある銅像が李舜臣から豊臣秀吉に変えられている。
  • 韓半島(한반도)』、2006年 - 映画。南北融和後の近未来、日本との外交戦争が勃発し、東海(日本海)上で韓国海軍と海上自衛隊が武力衝突寸前にまで陥る。公開初期は大ヒットするが、同時期に公開された怪獣映画グエムル-漢江の怪物-』に押され気味になる。また、主要メディアは条件設定に否定的な論調を展開した。日本が明治時代大韓帝国と結んだ(架空の)条約(仮にそのような条約があったとしても、日韓基本条約締結時に失効している)を盾に南北鉄道の利権を簒奪しようとする、国際常識的にありえない設定が採られた。
  • 黎明の瞳 (여명의 눈동자) 』、1991-1992年 - テレビドラマ。MBCで放映。
  • 『対局』、1994年 - テレビドラマ。MBCで放映。韓国国宝級の碁盤をかけて、韓国の棋士が日本の棋士を打ち破る。
  • 『ぬか喜びの祝杯』、1994年 - テレビドラマ。MBCで放映。日本企業が韓国が開発した半導体技術を盗むために、韓国主人公の恋人を拉致して技術を手にするものの、主人公がデータをクラッキングして恋人を取り戻す。
  • 済衆院』、2010年 - テレビドラマ。SBSで放映。

  • 1982年のオリジナル曲「独島は我が地」を1996年にDJ DOCがカバーしている[5]
  • 百済 (백제) 『Fuck Zapan』、2002年 - 歌。インディーズ販売。ただひたすら日本人を罵倒する。intervalue.co.krのインディーズチャートで最高2位[6][7]

脚注

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参考文献

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関連項目

外部リンク


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