革命的議会主義

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革命的議会主義(かくめいてきぎかいしゅぎ)とは、共産主義運動が、議会闘争をおこなうこと。 コミンテルン第二回大会(1920年)で決議された「共産党と議会に関するテーゼ」では、「帝国主義によって行われた荒廃、掠奪、暴力、盗奪、破壊に直面して、秩序と耐久性と系統とに欠ける議会的改良は、労働者階級にとってはもはや一切の実際的意義を持たない」「この機関を支配階級の手からもぎとり、それを破壊し、全廃し、そのあとに新しいプロレタリアートの権力機関を置き換えることが、労働者階級の当面の歴史的任務である。」としながらも、「同時に、しかしながら労働者階級の革命的参謀本部は、この破壊事業を容易にするために、ブルジョアジーの議会諸機関の内部に偵察部隊を持つことに強い関心をもつものである。ここから、革命的目的で議会に入っていく共産主義者の戦術と、社会主義的議会主義者のそれとの根本的な相違が生まれる。」「共産党がこの制度の中にはいるのは、議会の中でその一部としての機能を果たすためではなくて、議会内の行動によって、国家機関と議会そのものを打ち砕くために大衆を援助するためである」「議会内活動は、全体として、かつ完全に、議会外の大衆闘争の目的と任務に従属さるべきである。」と共産党のブルジョア議会に対する態度を定式化した。

概要

公安警察日本共産党から、それぞれ「極左暴力集団」「ニセ「左翼」暴力集団」と呼ばれていることからも分かるように、共産主義運動は本来「暴力革命」を志向する。

しかし、党派の宣伝のために1980年代から、地方議会の選挙に候補者を立てて、社共より左に位置する諸党派の議員が誕生するようになった。

議会で多数派を獲得することを目的とせず、議会をあくまでプロパガンダ暴露の場と考える。そうして、ブルジョアジーの利益を代表する政府が、到底飲めないような労働者の要求を突き付け、武装闘争の必然性を明かしていこうとする。

社会主義労働者党は、第14回参議院議員通常選挙において、最初に身近な経済要求を標榜し、最後に労働者の自衛や労働者代表制を標榜した。

参考文献

  • 警備研究会編『わかりやすい極左・右翼・日本共産党用語集(改訂)』立花書房、2001年

関連項目

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