陣ヶ下渓谷

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ファイル:Jingasita.jpg
陣ヶ下渓谷(右上の橋脚は環状2号)
ファイル:Yokohamakan2.jpg
陣ヶ下トンネルより(左側が渓谷)

陣ヶ下渓谷(じんがしたけいこく)は、横浜で唯一「渓谷」と呼ばれている

地理

帷子川の支流にあたる市沢川の渓谷。鎌倉時代源頼朝御家人である和田義盛の陣を張ったのでこの名が付けられたとされる[1]環状2号が通るのに伴い、都市公園風致公園)として整備された。2004年(平成16年)4月、陣ヶ下渓谷公園として公開された[2]

横浜市水道局西谷浄水場の周囲に広がる保土ヶ谷区の住宅街の中にあり、西側の台地上には県営西原住宅団地や公団くぬぎ台団地等の大規模住宅地が密着し、下流に当たる北側には相鉄本線相模鉄道)、国道16号帷子川本流が東西に走っている[3]。林のなかではいたるところで湧き水がわき、横浜という都市部にもかかわらず、ある程度きれいな流れを保っている。ただし、前述のとおり上流は住宅地であるために生活排水もまぎれており、冬場など湧き水の少ない時期では泡がたつこともある。

陣ヶ下高架橋

環状2号(高架道路)を陣ヶ下渓谷の上を通すために建設された高架橋。形式はPC中空床版連続ラーメン橋[4]。建設にあたっては、渓谷の森を損ねないために上下線を分離して日照を確保し、基礎も深礎基礎とした。その結果、上下線の間の空間から、森にもともと生えていた木が地上からそのまま伸びて姿をあらわしている。円柱の橋脚は船底曲線断面の桁と接合され、土木学会デザイン賞2003の受賞時の講評では「優美なコンクリートの造形…柱の造形は巨大な茸を思わせ、森の自然との違和感が」[5]なく、風致公園の構成要素となっていることが評価された。2001年(平成13年)度に土木学会田中賞[4]、土木学会デザイン賞2003年度最優秀賞[5]を受賞。

周辺

見どころ

  • 西谷浄水場(水道山)
  • 水道記念館 - 1987年(昭和62年)開設。1887年(明治20年)に出来た日本最初の水道「横浜水道」の博物館
  • 水道技術資料館
  • 円座農園

神社仏閣

  • 川島杉山神社 - 川島町の鎮守。渓谷の北東側高台に鎮座。
  • 妻恋稲荷 - 川島杉山神社より南西方約100mの所に鎮座。
  • 上星川杉山神社 - 上星川の鎮守。
  • 富士山神社 - 西谷町の鎮守で、上星川杉山神社より分社。境内に西谷富士と呼ばれる富士塚がある。
  • 正観寺観音堂 - 旧小机領33観音霊場第5番札所。
  • 随流院 - 旧小机領33観音霊場第6番札所。
  • 妙福寺
  • 東光寺

交通

  • 上流側
    • 相模鉄道和田町駅から相模鉄道バス「浄水場裏」下車徒歩10分。
    • 相模鉄道バス「西原住宅入口」下車徒歩5分
    • 駐車場20台1時間100円(陣ヶ下渓谷公園)
  • 下流側

脚注

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関連項目

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  • 4.0 4.1 テンプレート:Cite web
  • 5.0 5.1 テンプレート:Cite web