鎮国寺

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テンプレート:日本の寺院 鎮国寺(ちんこくじ)は、福岡県宗像市吉田に所在する寺院。宗派は真言宗御室派。山号は屏風山。本尊は大日如来九州西国霊場第三十一番札所、九州八十八箇所霊場第八十八番、九州三十六不動霊場第三十四番札所、九州三十三観音霊場第一番札所。

由来

寺伝によれば、空海(弘法大師)が第16次遣唐使船でに渡航中に大暴風雨に遭遇した際に、海の守護神・宗像三神などに祈誓を込めたところ、波間に不動明王が現れ、右手に持っていた利剣で波を左右に振り払い、暴風雨を静め、空海は無事に入唐することが出来た。 その後、長安(現在の西安)に於いて青龍寺の恵果和尚より真言の秘法を授かり、806年に帰国すると、まず宗像大社に礼参した。その時、屏風山の瑞雲が棚引くのを見て、奥の院岩窟に於いて修法を始めたところ、「この地こそは鎮護国家の根本道場たるべき霊地」というお告げを聞き、一宇を建立して屏風山鎮国寺と号した。

境内

ファイル:Purunus mume at Chinkokuji-Temple 01.JPG
本堂の前に咲くウメの花、2014年2月

宗像大社のすぐ東、釣川を渡った小高い丘の上に鎮座する。鎮国寺は下記HPにもあるように多様な花木が多く植えられており、「花の寺」とも呼ばれている。

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