コリウス

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テンプレート:生物分類表 コリウスColeus)とは、シソ科コリウス属(シノニム:ソレノステモン属(Solenostemon Thonn.))の植物の総称。和名は金襴紫蘇(きんらんじそ)、錦紫蘇(にしきじそ)。熱帯アフリカ、熱帯アジアオーストラリア東インド諸島フィリピンに分布する。園芸品種として種間雑種も作出されている。

特徴

草丈30cmくらい。は平滑なもの、深い切れ込みの入ったものや縮れのあるものなどがあり、葉の色はえんじ色・オレンジ・明るい黄色・サーモンピンクなど、レインボー系と呼ばれる、それらの色に緑の縁取りのついたものがポピュラーである。観葉植物として鉢物にするが、花壇に植えることもできる。通常は、春に種子を播いて殖やすが、さし芽もできる。

温帯では一年草として扱うが、原産地では宿根草である。このため冬に暖かい室内などに入れておけば越冬できる。

属名コリウス(コレウス)とは、ラテン語で「」の意味で、花序がの鞘に似ていることによる。

コレウス・フォルスコリPlectranthus barbatus、シノニム:Coleus forskohlii)など、コリウス属の一部の種は現在、Plectranthus属に分類されている。

栽培

微細種子なので、種の取り扱いには注意が必要で、浅鉢に蒔き、受け皿から吸水させる。発芽適温が比較的高いので、日本では5月に入ってからまいた方がよい。苗になればあまり病虫害もなく、育てやすいが、乾燥と強い陽射しに弱いので、半日陰で育て、こまめに水やりをする。シソPerilla frutescens var. crispa)に似た藤色の花が咲くが、観賞価値が低いばかりでなく、花茎が伸びるに従って葉の色が褪せてくるので、花は出てきたらつみ取るようにする。

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