金剛ニュータウン

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ファイル:Ecoll Rose Shopping Center 01.jpg
ニュータウン中心部にある商業施設 エコール・ロゼ

金剛ニュータウン(こんごうニュータウン)は大阪府富田林市西部において住宅・都市整備公団(現都市再生機構)が中心となって開発した住宅団地である。通称金剛団地。 

開発

1960年代後半、増え続ける大阪市の人口を吸収するために、府下各地では公団や大阪府住宅供給公社などが中心となって住宅開発が行われ、千里ニュータウンを始め大小様々な住宅地が造成される。当時の富田林市の市街地は近鉄沿線のみと言っても過言ではない状況で、ほとんど人家の無い山林地帯であった金剛地区に住宅が開発され、南海高野線金剛駅に近い地区から販売が開始された。

発展

大阪ミナミのターミナル、難波駅から20キロ圏にあるこの地域は人口が急増した。 高辺台、久野喜台、寺池台と入居が開始された。 また第二期として金剛東団地の開発が進み、津々山台、小金台、藤沢台、向陽台と駅から近い地区の土地が次々と販売された。1990年代に入ると向陽台に郊外型大型商業施設「エコール・ロゼ」(ジャスコと70の専門店)がオープンし、住宅地内に商業地区が確立され、近隣の住民も車で買い物に来るようになった。この頃から、戸建住宅のみならず、高層住宅の販売も行われるようになる。

成熟

バブル崩壊以降、人口が停滞し、金剛地区の住宅販売も休止され、小金台地区は売れ残りの住宅が目立っている。都心回帰の影響もあり空き地が目立ち始め、郊外型新興住宅の販売不振や賃貸物件の需要低下が、この地域でも浮き彫りになっている。 街はすでに成熟期に入り、寺池台地区では高齢化と人口減少が問題となっている。

交通機関

鉄道路線

路線バス

深夜急行バス

関連項目