野津駅

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野津駅(のつえき)は、大分県臼杵市野津町大字野津市372にあるバス待合施設が、かつてジェイアール九州バス臼三線自動車駅として使用されていた当時の名称である。

2007年4月1日よりJRバスの廃止に伴い、大野竹田バス臼津交通が同路線を引き継ぎ、名称が「野津市(のついち)」に変更された。

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全景(2006年9月撮影)
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転車台(2006年9月撮影)

駅構造

駅本屋(出札窓口、待合室)と、バス専用のターンテーブルが設置されている。

1番のりば(道路と並行しており、ターンテーブルは使用しない)

2番のりば(ターンテーブルを利用して折り返した後に到着)

利用状況(廃止直前)

  • 平日朝は通学の高校生および県立病院へ向かうお年寄りなどの利用があった。休日は三重町駅を経由して大分方面へ向かう人で込み合うこともあった。
  • 尚、駅窓口の係員から得た情報によれば、地元の利用客以外では周遊きっぷを持った鉄道ファンと思われる人が度々訪れていたようである。

その他の特徴

  • 2001年のバス部門子会社化までは、常備券の青春18きっぷフルムーン夫婦グリーンパス、補充券でJR線連絡乗車券指定券なども発売していた。
  • 狭い敷地を有効に利用する為、当駅で休憩(ダイヤ調整)する上りバスはターンテーブルを利用して方向転換した後に到着となる。かつては下りバスのターンも見られたが、廃止時点の運用では、三重町駅発臼杵駅行の便にて乗客を乗せたまま回転するバスを見ることができた。

駅周辺

  • とんち話で有名な吉四六(きっちょむ)さんの町であり、それにちなんだ商品などの広告看板が随所に見られる。
  • 臼杵市役所 野津庁舎(旧・野津町役場)
  • 真名野長者の墓

歴史

  • 1935年3月1日 - 開業(開業時は「野津市駅」)
    鉄道敷設法別表にある「大分県臼杵ヨリ三重ニ至ル鉄道」として軽便鉄道の敷設が企画されたが、敷設直前にバス路線へ転換され開業したものである)
  • 1949年4月1日 - 野津市村が町制施行して野津市町となり、同年7月1日には町名を野津町に変更。駅名も「野津駅」となる。
  • 2001年7月1日 - 鉄道券の取扱いを廃止
  • 2007年4月1日 - ジェイアール九州バス臼三線、全線廃止。大野交通(現在の大野竹田バス)・臼津交通に移管。

関連項目